32名参加という空前絶後の規模で行われた王道トーナメントがついに終焉。

最後にリングに立っていたのは諏訪魔。

誰かに負けて三冠を手放したわけではなく、今の時代では仕方ない理由で返上をしていただけの諏訪魔が王道トーナメントを優勝したことによって、ジェイク・リーの三冠に挑戦をするというよりは三冠の本当の決定戦を行うことになるという方が正しいのかもしれません。

現王者のジェイク・リーからしてもこれは理想的なことだったでしょう。
もちろん自分が優勝することが最大の目的ではなかったはずですが、そうでないなら諏訪魔の優勝を望んでいたことでしょう。

そのジェイク・リーは芦野が放ったまさかのラストライドに沈んでしまいベスト4で終わりましたが、この芦野の進化と「今後、必ず彼は三冠を巻くであろう」という期待感をファンに完璧に植え付けたという部分では今回の王道トーナメントのMVPは芦野なのではないかと思います。

もちろんジェイク・リーは新しいジェイクとなり貫禄と実力をこの大会でも見せてくれましたし、宮原健斗に関してもこれまでの「俺がエース、俺が象徴だから」という部分からもう1周して「俺が宮原健斗だから」という元々のエゴイストが部分が表情やコメントから溢れて出ていたように思います。

故、王道トーナメントのベスト4はまさにベストな4人だったと思いました。

さて、三冠ヘビー級王座戦に関しては2021 SUPER DELUXE SERIES 9/21に開催が決定いたしました。

また、9/7の後楽園ホール大会では世界ジュニアヘビー級選手権試合でSUGIに青柳亮生が挑戦。

青柳亮生は以前岩本煌史の世界ジュニアに挑んだことがありますが、その時は盤石な王者の前に屈しました。
ただ現在の世界ジュニアは移り変わりが早く世界ジュニアのベルト自ら「岩本煌史が無差別になった今、私は誰の腰が似合うのか」と品定めをしているような状況。
ここで青柳亮生がベルトを手にする可能性は十分にあるのではないでしょうか。

世界タッグ選手権試合は宮原健斗・青柳優馬に対して諏訪魔・芦野が挑戦。
これはもうダブルのラストライドなんて映像を想像してしまいますが・・・もうね、ただそれを見たい試合です(笑)

盤石になっているアジアタッグはゼウス・イザナギに対してT-Hawk・エル・リンダマン組が挑戦。
個人的にはT-Hawkとリンダマンが奪取してくれると今後のカードが楽しみになるので応援しちゃいますねぇ。

また、岩本煌史にタッグ結成を直談判していた本田竜輝(※SNSでちょっと事件がありましたが)に対して岩本煌史はそれを受け止めました。
ここで相手になるのが
石川修司・佐藤耕平という・・・ツインタワー!!

岩本煌史が本田竜輝に何かを教えるというか本田が岩本から何かを盗むことが重要なコンビになりますが、岩本煌史とて無差別として歩みだしてまだ期間が短い中で久々に常に挑戦者として歩んでいる中で眼前に石川と佐藤が立ちはだかるわけですが岩本とて余裕がないカード。

ただここでひっくり返せば世界タッグ・アジアタッグが見えてきますし、もちろん最強タッグへのエントリーへの重要な1歩目となることでしょう。

またGLEATに参戦する岩本煌史が「全日選抜」として2名を連れて行くというカードが決まっていますが、そこに本田が入るのか?という点も気になりますね。


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