突如として新日本プロレスから公開されたトレイラームービー。
その名も「イッテンヨンドキュメンタリー 独占映像でつづる72時間」
一瞬「72時間の動画!?」と勘違いしましたが(笑)
恐らくこれは1月4日イッテンヨン東京ドーム大会を真ん中として
大会前日の3日と翌日の1月5日イッテンゴ後楽園ホール大会の3日間ということで
72時間というサブタイトルをつけているのではないでしょうか。
イッテンヨンドキュメンタリーはどのような内容なのだろうか
今回アップされた動画はTRAILER1となっているので、公開の2月4日までに
予告編がTRAILER2、TRAILER3と公開されていくのではないかと思いますが
プロレスにおいて意外とこの手のドキュメンタリーは難しいジャンルのはずです。
僕らファンからすれば、イッテンヨン東京ドーム大会までの流れは知っていますから
誰と誰がどうなって戦うことになったのか?という話は改めて見ることもありませんし
またイッテンヨン、イッテンゴの大会の試合内容も結果もその後のコメントなども知っているわけです。
ドキュメンタリーという名の「1月3~5日、東京ドーム大会を中心とした総集編」であれば違いますが
わざわざドキュメンタリーと名前を入れているというのは面白いですし、何かしらの期待感もあります。
新日本プロレスワールドで公開ということですが、会員専用動画ではなく無料公開であれば
最近ファンになった人が見るまとめ動画的にできるはずですが、このPVの雰囲気からすると
そうとう力を入れているような印象を受けます。
また会員動画だとしても2月はビッグマッチ含む7試合も中継がありますので
月額999円という低価格のコンテンツですから、お金をかけたくないであろう中で
退会者が増えるとも思えない2月にこれを打ち込むというのは何か意味もありそうです。
2月4日に公開されることがイッテンヨンドキュメンタリーと関係はあるのか
このイッテンヨンドキュメンタリーは公開日が2月4日となっています。
それまでに起こっていることと言えば、まずKUSHIDA選手は退団をしています。
次にケニーオメガの契約が切れている(はず)ということもありますし、
またTHE NEW BEGINNING USA、THE NEW BEGINNING in SAPPOROも終わっています。
直前の札幌大会では鈴木軍とロスインゴベルナブレスの3大タイトル戦が開催されますし
棚橋・オカダとジェイ・ファレ、またそこにYOSHI-HASHIが加わる試合もあります。
この大会が終わった時点の新日本プロレスの現実とイッテンヨンドキュメンタリーの
何かしら一部分でもリンクして繋がっているようなことも十分に考えられますね。
例えばケニーオメガが何らかのメッセージを残しているかもしれません。
それが新日本プロレスにとって良いこと悪いことは別として、ただ「敗北した王者」としてだけで
ドキュメンタリーに登場するとも思えないところがあります。
何せ東京ドーム大会の最後にベルトを巻いて登場した主役ですからね。
また、可能性は低いですが今後新日本プロレスに参戦する選手が
この東京ドーム大会の裏側に存在していたというようなサプライズに繋がるような
意味のある映像になる可能性も無いとは言えません。
そしてこのイッテンヨンドキュメンタリーが公開される1週間後
最初のビッグマッチが2月11日の大阪大会となるわけですが
このメインが棚橋VSジェイのIWGP戦、セミがオカダVSファレというカードです。
オカダが調子を落としている時にファレに負けて、シングルでリベンジするという
過去に何度か見た記憶があるカードと、オカダに勝利した今勢いが最もあるジェイが
棚橋に挑戦するというこの2試合は普通に考えてもきな臭いところがあります。
例えばオカダが勝利して、メインでジェイが勝利すればジェイが王者となり
オカダが挑戦者として対峙する流れですが、そもそもドームでジェイに負けたばかりのオカダが
どうしてファレに勝って挑戦できる権利があるの?という声は大きいでしょう。
ではオカダ勝利、棚橋勝利の場合では?
オカダはジェイにリベンジすることなく、また棚橋とオカダが共闘している中で
もうこの二人のシングルマッチになるの?とこれまた疑問が膨らみます。
逆にファレ勝利で棚橋勝利だとして、BULLET CLUBのトップのジェイが負けて
次に最近実績のないファレが挑戦するというのも当然盛り上がりに欠けますし
ファレ勝利でジェイ勝利でジェイVSファレなんて流れも微妙でしょう。
また、この次の意味のある大会は旗揚げ記念日ですしその次はNJCという流れ。
そしてマディソンスクエアガーデンですからここでの結果が非常に重要です。
そう考えると「何かが起こったイッテンヨンのドキュメンタリー」ではなく
「何かが起こるイッテンヨンのドキュメンタリー」である可能性もあるのかもしれません。
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