私の読者様の中には御歳80代の人がおられます。
ただの競馬ファンというレベルではなく、私のデータなどを編集して競馬ソフトにインポートして分析したりExcelで加工するなどして「竹内さん、この指数の4位と5位にこれぐらいの乖離があると上位指数の回収率が高いですね。」というようなメールをしてくださることもあります。
このような方は実は数名おられるのですが、ただただ「凄いな」と思いますし、その方々の年齢に行き着くまで私はまだ40年あると思うと勇気付けられるのです。
競馬、ギャンブルと舐める人も世の中には沢山いますが、大人になってここまで他人と「勝負」できることは少ないですから、その勝負の気持ちを持ち続けて更に磨いていくという姿勢がご高齢になってもあるというのは尊敬に値します。
そうそう、以前新日本プロレスの中継でアナウンサーが永田裕志選手について「50歳になってもこの凄さ!」ということを何度も言っていたら、ゲスト解説の獣神サンダーライガー選手が「年齢なんて関係ねぇんだよ!ふざけんな!」的にブチ切れたことがあります。
なので一応誤解のないように書きますが、生き物というのは総じて年齢とともに色々な部分が衰えてしまうことは事実です。
高齢だから舐めて見ているから凄いという話ではなく、衰えるはずの事実を超えていることであったり、モチベーションや体力、思考力が素晴らしいからこそ凄いと思うのです。
簡単に言えば、その80代の方が今30代だとしてもやっていることは凄いと思いますから、それは尊敬に値するでしょう。
また逆のパターンも数多く見ているので比較的に相対的にという部分もあります。
30代の読者様でも「何がわからないかわからない」という結論の質問が来ることもありますからね。
要するに自分が何を理解できていないのかがわからない状態なので、何も回答することができない状態です。
でも説明はちゃんとありますし、多くの人がそれで理解しているわけですからその程度では勝負の世界で勝てるわけがありません。
また10年以上読者様でメールをくださる方もいますが、年齢はわかりませんが正直なところ10年間ずっとメールに書いてある内容が何が書いてあるのかさっぱりわからないという人もいます。
私の場合は相手のことを思って「何が書いてあるか理解できないのですが」と返信をするのですが、すると暫くメールが無くなってからその件に関する返信が無く、突然また何が書いてあるかわからないメールが届き始めたりします。
この差というのは何なんだろう?と考えると、私も学生時代は勉強は一切していなかったのでテストの時には「問題が何かわからない」という状態になることもありました。
ただ、1度だけ親にゲームをねだりたくて「河合塾で1位になったらゲームの3~4個は買ってもらえるだろう」と考えた12歳の私は、2週間ぐらい1から真剣に勉強をして「理解すること」から始めたら、実際に1位が取れたわけです。
この結果、生涯「やれば出来る子」と言われることになったのですが・・・
ということはやはり考えてないか考え方が間違っているからそうなるのでしょう。
スケートの滑り方を学ぼうとせずに四回転ジャンプをやろうとするから「何がわからないかわからない」になっているようなそんな状態なのではないかと思います。
今、オリンピックが開催されています。
個人的にはカーリングとスキージャンプ、フィギュアスケートぐらいしか見ていませんが、つい先程羽生結弦選手が金メダル、宇野昌磨選手が銀メダルを取りました。20代前半の2人ですが彼らを見て感動をすると同時に学べることは沢山あると思います。
彼らも最初は滑ることすらできずに転んでいたのですから。