某人気YouTuber(元芸人扱い、現時点はタレントというのが適しているか)がお笑い芸人の大モノに噛み付いていることが話題だ。
この人気YouTuberをここでは仮に「武勇伝」と呼ぶ。
そしてお笑い芸人の大モノは「トカゲのおっさん」と呼ぶことにする。
この武勇伝は兎にも角にもトカゲのおっさんが嫌いで、昔から噛みつくことが多い。
元々は同じ事務所の人間だったが、現在ではそこを離れて今では人気YouTuberとして活動している。
トカゲのおっさんは昔からずっと同じお笑いの世界で活躍をしており、かれこれ30年ぐらいはトップオブトップの存在となっている。
さて、この武勇伝がトカゲのおっさんにまた噛み付いた。
「あんたが面白いと思うことしか認められないのはよくない」
「俺の笑いは知性が高くないと伝わらない」
なんてことを言いながら、動画内でお笑いコンビの競馬が好きな子(ここでは呪い君と呼ぶ)に呼びかけたことで呪い君の相方が「真っ直ぐ勝負してないウンコみたいなやつが相方の名前使うな」とブチギレたことも話題になっている。
このやり取りを見ていて思い出したのが、棚橋弘至と内藤哲也の関係性。
棚橋弘至という新日本プロレスのエースであり頂点を目指して「棚橋弘至になりたい」と思って同じ道を歩んできた内藤哲也。
しかし、棚橋弘至になるという夢は遠く、挫折を繰り返した先に見つけたのは棚橋弘至を目指すのではなく同じ世界で別の道から超えるということ。
それがロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン内藤哲也であり、実際に内藤哲也はプロレス界で最も人気のあるレスラーとなりました。
内藤哲也は「棚橋弘至になれなくてよかった、棚橋程度にならなくて良かった」と発言していますが、これは内藤哲也が同じ世界の別のルートで超えたからこそ説得力がある意見であり、この表現方法には一部の「意味を理解せずに脊髄反射した棚橋ファン」以外はなるほどなと思ったことでしょう。
ただ、これを今回の芸能界の騒動に置き換えると・・・なんですよ。
今なおプロレス界の頂点に立つ棚橋弘至選手→トカゲのおっさん
プロレスを挫折して他格闘技ではなく塾講師に転職して人気となった内藤哲也→武勇伝
この配役で考えてみなさいな。
塾「トランキーロ学習塾」の講師として「受験?あっっせんなよ」のセリフと詰め込まない教育と制御不能な教え方で大人気となった内藤塾長は元プロレスラーという経歴を持っている。
そんな内藤塾長が突然現役のトップレスラーに対して「棚橋弘至がいつまでもタイトル戦、トーナメント、リーグ戦にいたらダメだよ。いくつかやめてもらっていい?www」「棚橋弘至が良いと思うプロレスしか認めないんですかー?www」「俺(塾長)のプロレスを理解するには知性がいるからね、認めない奴は知性が無いんだよ」「なぁ、YOSHI-HASHIはどう思う?」
とか言っていると置き換えた場合にね、これはもう・・・異常なことじゃないですか(笑)
もうジャンルが違うのに「俺のプロレスは知性がないと~」とか言いながら現役のレスラーより自分はレスラーとして上だぞという謎マウントを取る。
成功マウントなら全然取れるのに、それをしないという時点でプロレスに未練たらたらな状態ってことですよね。しかもYOSHI-HASHIを巻き込む(これには後藤洋央紀が激怒)みたいな置き換えまでしていくと、誰が悪いってもうこれはトランキーロ学習塾の内藤塾長でしかない。
※一応、誤解のないように言うけど例え話よ?
なので、内藤哲也選手が棚橋弘至選手を別のルートから超えていくというのは本当に凄いことだったと思いますし、某元芸人のYouTuberさんはそこまで芸人に未練があるなら内藤哲也から学んだほうが良いのではないかと思ったのです。
あと、全ての業界に言えることですけど炎上商法的なことはもうやめませんか。
燃え上がる気持ちは情熱を向けられる対象に向けて戦いましょうよ。
目の前の目的や夢や希望とロックアップして戦いましょうよ。
しかも成功者と呼ばれるレベルの人達が炎上狙いをしすぎなんです、これが問題。
いいですか、内藤哲也選手なんて「まずはNEVER」って「まずは」と言っただけで大炎上してこれが何のプラスもない大炎上で叩かれているだけだったんですよ?(笑)
そこからの別ルートでトップに行ったんですから、一度内藤哲也の歴史を学んだ方がいい、道徳の授業に取り入れてもいいですよ。
主人公ルートが約束されていたようなレスラーが、主人公ルートではなかったことに気がついて、そして全く未知なるルートに全てをかけて歩いていたらそれが裏主人公ルートだったんですから。
そこには炎上もいらないし、1歩進むたびに背中に担いでいた嫉妬の重りは削れて小さくなり、気がついたらカリスマになっていたという男の話なのですから。
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