本来ならチャンピオンカーニバル優勝者の芦野選手が挑戦するはずの三冠でしたが、不調欠場によりT―Hawk選手が挑戦することに。
全日本プロレスファンからすると「三冠を全日本プロレスに取り戻す」というシチュエーションではありませんが、恐らく多くのファンが「T―Hawkが取ってくれて、芦野を相手に防衛戦を」と願っていたのではないでしょうか。
が、しかし、今日の永田さんは強かった・・・
これまで全日本プロレスに参戦してからの試合の中で一番永田裕志選手らしかったような気がします、ゼア。
最後はハイキックからのバックドロップホールドで勝負を決めた永田選手。
これでALL TOGETHER AGAIN 元気があれば何でもできるに参戦するのであれば(カード組まれないと切ないが)全日本プロレスの三冠王者として永田裕志が登場するのですから、これはもう凄いことですよね。
全日本プロレスの看板が永田裕志、となるわけですから。
これでALL TOGETHER AGAINに出てくる3団体の顔は
・三冠王者永田裕志
・GHCヘビー王者ジェイクリー
・IWGP世界王者SANADAor辻陽太
ってことになるわけですが、これまた1年前なら想像できないメンツですよ。
新日本プロレスの永田裕志選手が全日本プロレスのトップ
昨年まで全日本プロレスの元三冠王者ジェイク・リー選手NOAHのトップ
元全日本プロレスのSANADA選手が新日本プロレスのトップ
現全日本プロレスからすりゃあ「おいおい」状態ですが、何だかんだで全て全日本プロレス絡みじゃんという切り口で見ると面白い。
もしかして「芦野・ジェイク・SANADA」で「武藤チルドレン的な時代」ということになるのかなと思っていましたけどね、ええ。
さて、そんな永田裕志選手に挑戦するのが安齊勇馬選手。
恐らく全日本人にアンケートを取ればイケメンランキング1位であろう安齊選手ですが、彼のルックス・身長・実績から考えればどの団体でも喉から手が出るほどほしいような選手です。
そしてデビュー戦がなぜか永田裕志選手。
その後にも永田選手と組んだりして「師弟関係」のような状態。
全日本プロレスファンからすれば「なぜ全日本プロレスの最後の望みのような選手を新日本プロレスの永田裕志に任せるんだ」と言う声もあるでしょうけど、これってなんか裏もありそうだなとか・・・何もなくこんなことになるかな?とか思いませんか。
その何かがこの形かもしれませんよ。
ダラダラと3年やる余力はない。
でも知名度を増す部分から新日本プロレスと絡ませる必要が大きい。
だからデビュー戦は永田裕志、組むのも永田裕志、そして三冠王者の永田裕志に恩返しのような形での挑戦・・・という、通常何年もかけてやることを最短ルートでやるにはこの形だったような気がするのです。
まぁ、仮にここで永田裕志からベルトを奪取したところで、瞬殺で宮原健斗他ヘビー選手から奪われるとは思いますし、永田裕志選手からベルトを取るという望みも薄いのかなとは思いますが・・・ただ、永田裕志から誰が取ったら希望が生まれるんだ?王道の道の先が見えてくるんだ?と言うと安齊勇馬選手かもしれませんね。
さて、この日は拳王・征矢学の世界タッグ王者が諏訪魔・斉藤レイからベルトを防衛。
諏訪魔選手はVOODOO-MURDERSを追放となり死体袋へ・・・からの石川選手と新日本プロレスの小島聡選手が助けに入るものの、握手を拒否して去っていった諏訪魔選手。
諏訪魔・石川の大巨人+小島聡というトリオになれば、VOODOO-MURDERSとの大迫力の抗争が見られるので楽しみですが・・・どうなるでしょうか。
世界ジュニアヘビー級選手権試合は王者土井成樹選手から挑戦者青柳亮生選手がベルトを奪還。
これはホッとしたというか・・・ねぇ、ここで青柳亮生が負けていたらALL TOGETHER AGAINでの全日本プロレスの顔が「三冠永田裕志」「世界タッグ拳王征矢」「世界ジュニア土井」ですからね。
こうなっていたら流石に意気消沈して静かになっている全日本プロレスファンも我慢の限界になってしまっていたのではないでしょうか(汗)
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