35年前に出会い、一番好きな新日本プロレス

小学生の時、新聞で目にしたワールドプロレスリングの文字となぜかそれを録画したことで出会ったのが新日本プロレス。
一発でプロレスの魅力にハマり、それから多くの団体を見てプロレスそのものが好きになった私ですがやはり自分の中の一番は新日本プロレスであってほしいと思いますし、自分が浮気したとしても新日本プロレスがプロレス界の一番であってほしいと思うわけです。

今年の新日本プロレスは私自身の夢でもあった後藤選手のIWGP戴冠があり、数年ぶりに満足・・・というと語弊がありますが、やはりトップどころが毎年抜けてAEWやWWEへ行ってしまう状況であったりとか、IWGPヘビーという憧れであり世の中のどんなベルトより輝いていたものがIWGP世界ヘビー級という名になり、デザインが・・・まぁデザインはいいとして歴史がぶった切りされたことなど、この数年で新日本プロレスへの熱量というものは昔と比べて半減してしまったのが本音です。

今年は「彼だけは新日本プロレスをやめることはない」と誰しもが思っていたであろう内藤哲也選手が退団したぐらいですから、選手から見ても今の新日本プロレスには何かが起きていることは想像できます。

そんなモヤモヤした感情を常に胸に置きながら見ていたG1だったのですが、ヨシハシ選手が連勝から連敗と同世代の夢を知りすぼませつつ、鷹木選手も今一つ活躍できず、運命的なエントリーをしたタイチ選手が負け越しで敗退と・・・事前の発言(G1で負け越しの選手は翌年からG1にエントリーするための条件が必要など)などもあり「あぁ40代の選手は今年でもう...」と現実をつきつけられ、暗い気持ちで後半戦を感じていました。

で、挙句の果てに竹下選手の優勝。

いや、もちろん素晴らしい選手だと思いますが、仮にここからIWGPを手にしたとしても巡業には参加しないのでしょうし「あ~、新日本プロレスって1番じゃなくなっているんだよな」という現実を突きつけられた感じがしてしまったというのが本音です。

個人的にはイービルの勝利を願っていましたし、それ以前の部分で上村・大岩・成田ら若い選手たちが今回輝きを見せていたと思う中でトーナメントに行ったのは海野選手と辻選手だったりと、今一つ乗れない感じを抱えて終盤戦を見ていたので何とも燃え上がらないG1でした。

特にこの5年ぐらいはBOSJやNJCの方がG1より面白いと感じる年度が多かったので、内藤哲也まで抜けて前IWGP王者までエントリーできなかったこのG1だからこそ逆にとんでもない熱量になるのではないかと期待していただけに・・・上がるのはチケット代だけではないかと言う声が多い現状は1ファンとして悔しいものがあります。

もちろん今年の夏男も所属ではありますが、三団体所属のAEWがメインというのは事実ですし・・・まぁこういう書き方はあれですがイービル選手はどこかで悪いものでも食べて闇の王になる前は過酷なトレーニングをしながらちゃんこ作って掃除してセコンドして今があるわけですから思い入れはそりゃそっちに行きますよ、ええ。

で、今後はどうなるのでしょうか。

ドームでやりますか?ザック選手VS竹下選手のIWGP戦を。
どん底の新日本プロレスで太陽のように輝いて終わりかけていた団体から闘魂を一度捨ててまでも立て直した最大の功労者のメイン・・・まぁ別に悪いカードではないですけど、この10年ぐらいエモの押し売りが多い新日本プロレスなのにそこはエモ無しなんだ?というのもどうもすっきりしないですよ(笑)

個人的には選挙の時のボートマッチのように自分の気持ちとプロレスラーの一致度合いを判定すれば間違いなく辻選手になるんです。
ここ1年ぐらいの辻選手のコメントを見ていると、新日本プロレスが新日本プロレスであるために戦っている=新日本プロレスが外に食われそう、という感じが伝わってきますからね。

なのでね、しばらくは辻選手を応援しようかなと。

ま、一晩寝たら感想が変わるかもしれないですけどね。


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