今年の春「ライガーとタイチの抗争」が始まりそうな空気、何ならNEVER戦があるのでは?という空気を突如として変えたのは鈴木みのるでした。
鈴木みのると獣神サンダーライガーの因縁と言うべきか縁と言うべきなのか、長いプロレスファンであれば知る物語の結末へ向けて二人の時計が動き出したのが春・・・そして、時計が急にビックリするぐらい止まり(笑)いきなりまた動き出した9月6日。
ゲスト解説として実況席に座っていたライガーを鈴木みのるが襲撃!!
首を締めて強引にリング内に連れ込むと、スリーパーからのゴッチ式パイルドライバーfromパイプ椅子でライガーをKO。
泣いても笑ってもライガーが現役でいる時間は残り4ヶ月程度。
ここから4ヶ月後に決着戦となると長い気もしますのでそれ以前に直接シングル対決が実現するかもしれませんが、鈴木みのるとしてはライガーの介錯をするのは自分だと考えているでしょうしファンもそれを望んでいると思うのです。
鈴木「もう夏も終わったな。だからか? おい、お前の火は消えたのか? このまま消えるのか? おい! 俺がもう一度火つけてやった。なんだ、もう燃やすものないか? 燃え残ったものはないか? おい! ライガーよ! 何、勝手に楽しく余生過ごそうとしてんだよ。おい、ちょっと待てよ。てめえが生きる場所はリングの中なんだよ。その中で全て燃やしちまえ。それとも何か? 今ので全部燃え尽くしたか? これで終わりか? どうなんだ、獣神サンダー・ライガー! 終わりか? 終わりか? 終わりか? 終わりなら終わりでもいい。さっさと辞めちまえ。今日があいつの引退する日だ、ハハハ。俺たち鈴木軍……イチバ~ン!」
試合後のコメントを見ても、意図的に切り抜けば「挑発」だらけになりますが【てめえが生きる場所はリングの中なんだよ。その中で全て燃やしちまえ。】というコメントからはライガーへのリスペクトや愛情のようなものすら感じますからね。
ポロッと鈴木みのるの中の漢が出てしまう、それぐらいライガーというのは大きな存在なのでしょう。
東金では直接カードが組まれていない二人ですが、静岡・名古屋・大阪・山口・大分・鹿児島とカードが組まれています。
その後の島根・鳥取・京都では組まれていませんが、神戸ではまた顔を合わせる二人ですので、このシリーズでは何度も怖いライガーと怖い鈴木みのるを見ることができるはずです。
一歩間違えればしんみりしてしまう関係性ですが・・・いや、たっぷり興奮させていただきます。
この二人の物語はプロレスファンとして見届ける義務があると思いますし、どっちが勝とうが負けようがそんなことは小さなことで、この試合を経て先々がどうなるとかこの二人に関しては考えるのは野暮でしょう。
ところで、高橋ヒロムが絶対に戦いたい相手である「狂神ライガー(鬼神ライガー)」と戦えるタイムリミットも4ヶ月。
ライガーの引退試合でそっちモードでってことは考えにくいだけに、相当時間がタイトになってきているのは気になりますね。
ライガーと戦いたい選手は世界中にいますから・・・もしかすると高橋ヒロムVS狂神ライガーは実現できないかもしれませんね。
余談ですが、これは前にも書いたのですけどザックは試合後のコメントやマイクで政治的な発言はしないでほしいですね。
イギリスでやっている分にはいいですけど新日本プロレスのリング上ではあまりよろしくないと個人的には思います。
無駄な争いなどが起こる場合も考えられますからね・・・
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