愛知県体育館大会は現地観戦をしてきたのですが、メインイベントは正直想像していない決着でした。
モクスリーが4連勝、優勝候補の内藤哲也が2勝2敗という状況を考えれば「内藤が勝利してここから連勝で最終戦のジェイ戦が優勝決定戦進出決定戦になる」とたかをくくっていたのです。
ただ、前日に書いていたように「内藤が過剰に相手を小馬鹿にした時の敗戦が多い」ということも気になっていたのですが・・・でも現地で試合を見ている時は「内藤がどう勝利するのか?」という見方しかしていませんでした。
試合は荒々しいモクスリーを相手にロスインゴ初期のような雰囲気の戦い方をしている内藤哲也がとても魅力的でしたし、合わないと思っていた二人ですが試合もスイングしていたと思います。
終盤で内藤がダブルアームDDTをカウント2で返したときには「これは勝つだろう」と思ったのですが、衝撃の強烈な角度でのデスライダーを浴びてまさかのカウント3。
この時点で、内藤は残り4試合を残して勝ち点4ですから全勝しても12点。
モクスリーはこの試合で10点となるわけですから、何とモクスリーが今後全敗しない限り内藤は敗退濃厚となってしまいました。
ここからご都合主義的に後藤・ジェイ・ジュース・矢野に全敗するとは思えないですが・・・
というか、モクスリーが1勝でもしたら内藤は敗退決定と言う方が簡単ですね。
このままだと単純にオカダとモクスリーが優勝決定戦で戦うということも今年はありえるのかもしれません。
ロスインゴファンだらけなのにモクスリーを応援する声が多い!?
そういえば今日の愛知県体育館は満員発表で札止めとはなりませんでしたが、大人気の内藤哲也がメインを張る大会だけ札止めにならないというのは謎ですね。
ところで、この内藤とモクスリーの試合ですがモクスリーへの声援がすごく多かったですし、最後のフォールもワン!ツー!スリー!うおおおお!!と大盛りあがりでした。
しかし見渡す限り会場はロスインゴファンのTシャツだらけでしたので不思議でしたね・・・
試合を通してモクスリーへの支持が高まったということも事実としてあるでしょうし、燃えるような試合を現地で見ていたので感情が高ぶってということなのかもしれませんが、内藤の自力優勝が消えたというのにロスインゴTシャツを着ている人たちが大盛り上がりだったのは・・・驚きました。
ファッション的にロスインゴのTシャツを着ているだけで実は内藤哲也への支持は広く深くではなく狭く深くという状況に変わってきているのでしょうか?
それとも星勘定というかG1のこれまでの結果をあまり見ていない人が多いのか・・・
何にしても内藤哲也が見下していたUSというベルトを所持しているモクスリーに完敗した上にG1優勝がかなり遠ざかったことは事実です。
SANADAにしてもそうですが、今年のG1は多くのファンが思うハッピーエンドではなく「攻めるG1」になるのかもしれませんね。
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