大阪決戦を2日後に控えて開催されたRoad to THE NEW BEGINNING大阪府立体育会館第二競技場大会。
久々のYOSHI-HASHIのシングルマッチがあり、ロスインゴと鈴木軍の抗争がまだまだ続いていて何かが起こりそうな感じがしたりした大会となりましたが、注目されていたのはメインイベントの本隊・CHAOS対BULLET CLUBのイリミネーションマッチでした。
この数年の新日本プロレスはユニット抗争からのタイトルマッチが多いので、前哨戦の終盤にこのイリミネーションマッチを持ってくることが多いのですが、大体の場合は片方のジュニア選手や格下の選手が残り、もう片方にはトップどころが残りなんとなく「夢勝ちます」のような感じになることが多いです。
しかし今回は・・・タイトルマッチを争う棚橋弘至とジェイホワイトが最後の1人に残り前哨戦シングルマッチというような珍しい状態に!
いやー、これは珍しい・・・珍しいんだよね、いや、何か最近見たことがあるような・・・
あぁ、内藤とタイチが最後に残った試合がつい10日ぐらい前にあった(笑)
これも最近のあるあるですけど、ユニット抗争が2つある場合に同じような前哨戦をすることが多いです。
これって「どちらが面白いのか」を比較することがしやすいとは思いますが、後にやるほうが不利ですよね。
個人的にはそれを抜きにしてもロスインゴVS鈴木軍の方がイリミネーションマッチでのスピード感が見ていて気持ちいいので好きです。今日の本隊・CHAOS対BULLET CLUBはもっさりしている感じに見えましたし、なんとなく映像の中からも歓声があまり聞こえてこなかったような・・・。
ただ面白かったのは悪を捨てたことでBULLET CLUB全員から攻められているタマトンガが、今回は竹刀をもたせれて「やーーれ!やーーれ!」と煽られた結果、矢野を滅多打ちにして真壁にも一撃加えたということでしょう。
しかし本当にこれ1回でタマトンガが元に戻るとも思えませんし、何だかチャッキーTのような狂気じみたキャラになっていくような予感もしませんか。
実況席のYOSHI-HASHI、タイチに蹴られる
先日、YOSHI-HASHI・棚橋弘至・オカダカズチカのタッグで起こった事件がプロレスファンの中で話題です。
ただ、このミスというか天然ボケを強味に変えたのはやはりプロレスラーの凄いところで、YOSHI-HASHIはこの試合以降「はいやーーー」と謎の雄叫びをあげるようになり、今日は実況席のYOSHI-HASHIに対して棚橋とオカダがそれを見せるというシーンも生まれました。
しかし今日も起こった事件。YOSHI-HASHIは事件メーカーです。事件の雨を降らせる男です。
ロスインゴと鈴木軍の試合で解説に入っていたYOSHI-HASHIの背後で乱闘するタイチと内藤。
ミラノさんを膝に乗せるYOSHI-HASHIに対して、内藤を攻撃しただけでは飽き足らずタイチがYOSHI-HASHIに蹴りを入れる。
これで普通のレスラーなら立ち上がってタイチに掴みかかるところですが、YOSHI-HASHIは何やら「え?」というような顔で戸惑い・・・それを察したミラノさんが「YOSHI-HASHI選手、落ち着いて」と特に何もしようとしてないYOSHI-HASHIを制し、その後で怖い顔でタイチを睨みつけるという何だか順番がおかしい事態に(笑)
ごっつええ感じのトカゲのおっさんとかかっぱの親子とかをなぜか思い出してしまうような流れが最高でした。
先日はジェイホワイトを追い込むぐらいの素晴らしい試合をしたYOSHI-HASHI。
そして定期的に天然ボケな事件を起こす愛されキャラのYOSHI-HASHI。
彼は新日本プロレスに無くてはならない存在です。
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