オカダカズチカの風船を見てペニーワイズ説を語ってみる

オカダカズチカ本音直撃インタビューの前編を読みました。
中々面白い内容でしたが、皆さんはご覧になられましたでしょうか。

1.4東京ドーム大会では、因縁浅からぬジェイ・ホワイトとの決着戦が決定したオカダ・カズチカ。

この下半期はジェイ&外道の裏切りから、YOSHI-HASHIの負傷欠場、棚橋弘至との握手など、激動の“渦中”にいたレインメーカーの本音をいまこそ直撃!

まずは、CHAOS分裂騒動を中心に語ったインタビュー“前編”をお届け!

スマホ会員向けの部分もボリュームが結構ありましたが
棚橋はタモリという考え方は面白かったです(笑)

棚橋の話は後半でじっくりと書いてあるので気になるところですが
11月5日収録のインタビューということが書いてありますので、
このインタビューの中でも「組む気はないですし~」みたいな話がまたあるとするならば
会社決定の物語すっ飛ばしたカード編成ってことがより濃くなってしまいますね。

まぁ、ファンの人は大半が大絶賛のようなのでこれが正解なのかなと思うようにしていますが、
それでもやっぱり「そこに至るまでのあと1手2手」は見たかったなあ。
その部分以上に美味しい部分ってここから何年も出てこない気がしますから。

さて、YOSHI-HASHI選手の話題もインタビューに出ていたので
それを読んでいたらダブル凱旋マッチが見たくなってしまいまして
新日本プロレスワールドで観戦しておりました。

当時は酷評されていた気がしますし、オカダカズチカよりYOSHI-HASHIの方が
評価されていたような気がしましたが、今見ると個人的には好きな試合だと気が付きました。

新日本プロレスワールドではYOSHI-HASHIの入場カットがされているのですが(笑)
いきなりレフェリーに噛み付くYOSHI-HASHI、そして今より生意気な顔で鋭いオーラを出した
オカダカズチカの入場とそこに奇襲をかけるYOSHI-HASHIは完全なルード。

挑発の仕方や動きなど内藤っぽいところも感じるような立ち振る舞いはカッコいいですし
場外へのトペのスピード感も素晴らしく、また今使っていない技も復活させてほしいぐらい
YOSHI-HASHIに似合うなぁと思いました。

バンカーバスター1つとっても、ひねりを加えてめちゃくちゃ派手でカッコいいんですよ。
今のバンカーバスターってただのネックブリーカーですけど、凱旋試合で使っている形は
ヤングライオンにならこれでフォールを取ってもおかしくないぐらいの技です。

オカダカズチカに関しては、初期レインメーカーはただのネックブリーカーなので
これも「これがフィニッシャー?」と当時言われていたわけですが、やはり今見ても
このままの形じゃなくてよかったと心底思います(笑)

ただ変形のリバースネックブリーカーがこの時は垂直落下式の技でネックブリーカーというより
変形のシュバインで、ものすごい説得力があったんですよね。

そしてドロップキックはこの時から凄い高さなのに・・・特に盛り上がらず。

やっぱりプロレスってこういうところが面白いなぁと思うんですよね。
オカダカズチカと言えばドロップキックの高さ、これを実況で伝えたりメディアが伝えて
ようやくそれに見る側が気付いて価値が出るんですよね。

まぁ、この日のメインにオカダカズチカが登場して棚橋に挑戦した時は
大ブーイングでしたし、何より身近なファンもネット上でもボロクソでした。
でも、冷静に試合を見ると別にここから大幅に変わったのはレインメーカーの形ぐらいで
凱旋試合からポテンシャルは高かったわけですから。

Contents

棚橋とオカダカズチカとYOSHI-HASHI

さて、上記した新日本プロレスサイトのオカダカズチカのインタビューですが
「YOSHI-HASHIとは復帰したら組みたいし、LINEのやり取りをしている」とあります。

これを見て、一瞬また「あれだけの不穏な関係が、乱入事件でオカダに少し触ってLINEして終わりかい!」と
思ってしまったのですが・・・冷静に考えるとYOSHI-HASHIの怪我がまだまだ思わしくないってことなのでしょう。

本来なら棚橋・オカダの物語にはYOSHI-HASHIがいたはずです。
しかも脇役じゃなくキーマンとして、下手すれば主役的な瞬間もあったはず。

東海出身の3人が天下統一のためにユニットを組む。
そんなこともあったのかもしれませんね・・・
東海出身で天下統一とか言うと後藤洋央紀が似合うとは思いますが(笑)

この3人が起こしていた大きな渦を「LINE」と「会社がさっさと発表したカード」で
一応の結末を出したというのは、YOSHI-HASHIの怪我の状態も影響しているのかもしれません。

ただ、それ以外のなにかもあると思うのですけどね。

美味しいところを食べさせない(レスラーにもファンにも)なんて意味がないですから
それをしなくてはいけない、何か焦って進めないといけない理由があると。
そう考える方が普通なのではないか?と思うと、少々嫌な予感もしてきます。

もしもユニットが減ったら(離脱したら)

今の新日本プロレスに、本隊・CHAOS・ロスインゴ・鈴木軍・BULLET CLUB・ELITEなんて
ここまで多くのユニットが参戦できる理由は選手層が熱くフリーの選手も素晴らしい選手が沢山いることで
戦力を分散しても1つ1つが成立するからじゃないですか。

仮に、例えばの話ですが鈴木軍が参戦しなくなりELITEがいなくなった場合だと
本隊とCHAOSが合併して強めの本隊・BULLET CLUB・ロスインゴみたいにしないと
成立しなくなってくるような気がするんですよね。カード的にも。

あと、ユニット乱立って色々な団体が同じぐらいの時期に始めた気がしますが
どう考えてもシンプルな方がわかりやすいんですよね(笑)

本隊「俺たちが新日本プロレスの看板だ」
平成維震軍「全部ひっくり返してやるって!」
NWO「俺たちこそ看板だ、ガッデム!」

子供の喧嘩みたいですけど、俺達こそ一番だというシンプルな理由のぶつけ合いですよね。

ただ、今はちょっと散らかっている感じもします。

本隊「特に主張なし(個々の選手としては主張があるけど)」
CHAOS「特に主張なし(同上)」
ロスインゴ「自分たちの世界観を見せる」
鈴木軍「宝物を集める」
BC「元々はプリンス・デヴィットが外人なめんなよ、本隊潰したらぁの勢いでスタート 今の主張はイマイチわからない」
ELITE「俺らが最高。世界は俺らを待っている」

「本隊の会社の言いなりのいい格好しいのいい子ちゃんを力で潰してやる」
というようなものってわかりやすいですし、本隊VS何々ってシンプルな形がないんですよね。
本隊の弱体化もこの数年で露骨ですから、ここで仮に1つ2つユニットが消えてしまうと
何のために戦っているのかよくわからない感じになる可能性もあります。

団体内のユニットファンが多い今ですから、これを引っ込めるわけにはいかないのでしょうけど
プロレスのユニットって「上が邪魔だからぶっ潰してやる、時代を変えてやる」というところから
動くものだったのでしょうけど、世代闘争が無くなった今ではそれが難しいのかもしれませんね。

これが嫌な予感、なのか自分でもわかりませんが
これまで特に変化なく何年も継続こそ力で動いていた新日本プロレスが
秋~冬で一気に色々なことを動かすというのは気になってしまいます。

棚橋は飯伏との物語もありますし、すっかり何もなくなりましたが
ハングマンペイジにも呼びかけていましたからね。

オカダカズチカの風船とピエロ

オカダカズチカが風船を持ち出したのがG1。
そのG1でキャラチェンジをして脱外道、脱IWGPというようなスタイルで
刺々しいレインメーカーから裏エースのレインメーカーとなり
今では明るいレインメーカーというような感じになっています。

ところで、風船といえば連想するのはピエロ。

ホラー好きな私はペニーワイズを想像してしまうのですが
ピエロって怖いイメージがありますよね。

何を考えているかわからない、その白塗りの顔の下には何があるのか?なんて。

一方で「とんだピエロだぜ」なんて使われ方もします。
「好きな子に恋愛相談をされた、その相手は自分の親友だった。でも俺はその2人の幸せのために行動した」
「ふっ、とんだピエロだぜ」のパターンですね(笑)

もしオカダカズチカが更に誰かに裏切られたら・・・とんだピエロになることもあるのかも。
逆に怖いペニーワイズのようなピエロにオカダカズチカがなっていく可能性もあるのか?

そういえば、オカダカズチカは髪の毛を赤っぽく染め直してますよね。
ピエロ、ペニーワイズといえば赤い髪。

ペニーワイズはこう言います。

俺はお前の毎夜の悪夢
最悪の夢が現実になったもの
そしてお前が恐れるもの全てだ

オカダ&棚橋という"最高の夢"が現実になろうとしている今
「最悪の夢が現実になったもの」が起こる、とでも言うのだろうか。


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