2024年のG1CLIMAXはザック・セイバーJr.選手が優勝

当初の線の細さでヘビー級と言われるといくらテクニシャンタイプとはいえ違和感もありましたが、今では見た目も技も全て進化した究極系ザック・セイバーJr.となっていますし、捕獲したら逃げられない数々のサブミッション技には説得力があります。

それに加えて歴代の外国人選手よりも感じる日本愛、新日本プロレス愛、そしてストロングスタイル愛まで兼ね備えているのですから納得の優勝だったと思います。

大会前の予選トーナメントから色々なファンの声があり、王者としてエントリーしている内藤哲也選手や新日本プロレスの未来として活躍してほしい海野選手のコンディションが悪く、上村選手の負傷離脱など本線でも様々なネガティブなこともありましたが、終わり良ければ全て良しという感じですね。

ザック・セイバーJr.選手は東京ドームではなく10月の両国で内藤哲也選手に挑戦するということになりましたが、個人的には気持ちよく「G1王者」としてIWGPを手にしてほしいです。

いつの時代からか...

多分オカダ・カズチカ選手が権利書システムを作った時からだと思いますが、これまではIWGP王者とG1王者(優勝者)の位は対等のような状況だったことに新日本プロレスの夏の過酷な戦いが象徴されていたわけですが、今ではIWGP王者>>>>G1王者となっています。

まずザック・セイバーJr.選手にはこの図式を破壊して元の形に再構築してほしいですね。

さて、試合後のマイクでザック・セイバーJr.選手が小川良成選手の名前を出しましたが、映像から見られるファンのリアクションだとあまりピンと来てないのか・・・?と。

小川選手のキャリア、実績で考えれば他団体を見ないファンでも知っているレベルなはずなのですが・・・それだけ新日本プロレスのファンがガラッと入れ替わった上で新日本プロレスしか見ない状況になっているということなのでしょうか。

だとすればプロレスを見る上で少し勿体ないですよね。

そこをわかってみている人の感動との差が大きくなってしまいますし・・・

そもそもプロレスというのは終わらない連続ドラマシリーズのようなものですから、もちろん途中から見ても楽しめるとはいえやはりシーズン4つ前ぐらいから見るべきですよね、例えばですが。

ウォーキング・デッドのシーズン7から見てもなんだかよくわからんでしょう?って話ですし、ドラゴンボールをセル編から見ても・・・ってことと同じです。


まぁこれは各団体ともに主要選手についてヒストリー映像を作ってYouTubeに掲載するべきなのかな?とは思いました。

一部のプロレスラーは「深く考えずに試合だけを楽しめ」とは言いますが、その試合を楽しむ要素に歴史ってのはかなり重要だと思いますからね。


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