何かが起こる?新日本プロレス両国大会を振り返る

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新日本プロレス両国大会への期待感

2018年10月8日(月)17時より新日本プロレスの両国大会が開催されます。
一応私は競馬コンテンツの人なので、15時スタートだと序盤をリアルタイムで見れないわけですから
17時スタートという文字を見るとホッとします(笑)

好きな物がかぶると(片方は仕事でもありますが)困ってしまうわけですよ。
1.4ドーム大会も1.5に競馬があると四苦八苦してしまいますし
何より1.4は熱田神宮の初えびすがあるので、あまり試合時が長引くと困ったり(笑)
今年は試合が終わった瞬間に熱田神宮へGO!で大変忙しかったことを覚えています。

さて、色々な伏線や事件を抱えつつの両国大会になるわけですが
その直前のアメリカ大会のカードも発表されました。
メインが石井とオカダVSケニーと飯伏という、数年前なら石井が負けて終わりのカードが
今になっては飯伏が一番格下に見えるのはプロレスの面白いところですね。
60分1本勝負なのでドローはなさそうですが、誰かが乱入しての無効試合とか
そういうことはあるのかな?どうなのでしょう。

外道・ジェイVS棚橋・KUSHIDAというカードもありますが
これは棚橋とジェイの前哨戦になる可能性が高いのでしょうか。

ところで現時点でCHAOSの中身はどうなっているのか?もわからないですね。
外道もジェイもオカダたちもCHAOSというのもおかしな話ですし
BULLET CLUB分裂みたいなので引っ張るとあっちもこっちもややこしいですから
スパッと両国で結論が出てほしいなと個人的には思います。

YOSHI-HASHIがどうなるのか?は現状でわからないですし
ジェイと外道が主体のCHAOSに後藤や石井が残るというのも微妙。
矢野にしても3Kにしてもオスプレイにしても中途半端に残ったり出たりすると
ただの弱体化になってしまうことも含めて考えると先が読めないですね。

YOSHI-HASHIとオカダだけ離脱というのは綺麗にも見えるのですが
それで棚橋&オカダ組という夢のチームが誕生してしまうと
「俺のところにこいよ」と言われていたYOSHI-HASHIが不憫ですし(笑)

それにしても先が読めない面白さがあります。
例年の秋は所詮ドームまでの繋ぎ的になることが多いですが
今年の新日本プロレスの秋はちょっと違うなぁと思いますね。

仮に今回の両国で棚橋VSジェイがあるとして、棚橋が勝利した場合
どこかでオカダVSジェイがあるのでしょうけど、このカードになってしまうと
先日外道が棚橋とオカダを「二匹の負け犬」と罵った言葉がそのままブーメランになるので
実は意外とこのカードは棚橋勝利からの流れではやりにくいわけです。

それならジェイが勝利するのか?と。
いやいや、ジェイがドームのメインというのも考えにくいです。

1.4ドーム権利者争奪戦をせずに、今回オカダVSジェイならいいですし
オカダが負けて、CHAOSのメンバーが全員オカダを裏切る展開になり
そこに棚橋とYOSHI-HASHIが助けに来るなどすれば美しくもあり
11月の大阪で棚橋がジェイに勝利しつつ、オカダとYOSHI-HASHIは
タッグリーグで大暴れとなれば楽しいなぁなんて妄想はしていますが
何にしても10月の両国大会が鍵になりますので、ここ数年の10月の両国大会を
簡単に振り返ってみたいと思います。

2017年はオカダVSイービル、内藤VS石井

昨年のメインイベントはG1でオカダを倒し、一気に頭角を現したイービルが
オカダの持つIWGPのベルトに挑戦をしました。

「G1のときの方が面白かった」という声が結構多かったと記憶していますが
若干キャリア・経験の問題なのかイービルの動きが微妙だったんですよね。
入場がかなりのド派手だったことは記憶に残っています。

内藤と石井はやはり手が合う二人で名勝負を繰り広げて
内藤がIWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦に勝利しています。

1試合目に高橋ヒロム・SANADA・BUSHI
2試合目に後藤と鈴木みのるなどが出場している大会で
半ばにケニーやcody、棚橋らが出ているわけですから
物凄く贅沢ですし選手層の厚さを感じる大会でした。

メイン後に内藤がリング状に上がり、お決まりのマイクをしようとして
内藤「トランキーロ!あっ」オカダ「内藤さん(遮る)」という
名シーンが生まれた大会でもありました。

2016年はオカダVS丸藤 団体のプライドがぶつかった

メインイベントはオカダが指名して実現した丸藤のIWGP挑戦。
丸藤の鋭いチョップとトラースキックに苦しめられながらも
オカダが変形のエメラルドフロウジョンからのレインメーカーで勝利。
G1の借りを返してのハッピーエンドとなりました。

セミは後藤とケニーのIWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦。
この頃はケニーの援護にヤングバックスが乱入したりしてましたねぇ。
YOSHI-HASHIが救援に来たりと見どころの多い試合でしたが
結果はケニーの勝利となり後藤はまたしても突き抜けることができず・・・

この頃は柴田NEVER時代でしたね。
柴田VSカイルオライリーのNEVER戦は個人的にかなり好きでしたし
柴田のプロレスが1つあるだけで、全体的な興行としてバラエティが一気に豊富になる印象を受けました。
試合後には潮崎がリングに上がり、更にはイービルも柴田を襲撃するなど
兎にも角にも柴田モテモテ時代でしたね。

第3世代VSNOAHなんかもあったりして、こういう対抗戦での永田さんは魅力的だなぁと思いましたし
正体バレバレのタイガーマスクWが試合したりなど個人的には好きな両国大会でした。

今振り返ると全く景色が違う2015年の両国大会

メインイベントはIWGP戦、王者オカダとAJスタイルズの試合。
壮絶な試合でしたし、今見直すとオカダの跳躍力が今よりありますね。
AJスタイルズも凄い動きの連発でしたし、何度でも見れる試合です。

セミファイナルはIWGP権利書争奪戦、棚橋VS内藤の試合でしたが
勢いのある内藤が勝つと思いきや棚橋が勝利。
そしてイービルのお披露目の日でもありましたね。

試合後の乱闘で、後藤がびっくりするぐらい綺麗なイービルのイービルを食らってKO。
あまりの綺麗な食らい方に逆に笑ってしまった記憶が・・・。

試合後の内藤のコメントを見ると「イーブルだよ!パレハのイーブル!」と
なぜか「イーブル」と書かれているんですよね、これ今でもそのままです(笑)

この大会はまだ中邑もいますし桜庭も出場していましたし
アンギャロもいる時代です。

何より5試合目でIWGPジュニア戦でケニーがマットサイダルと防衛戦をしているわけです。
Jr上がりの選手が天下を取れない新日本プロレスにおいて、2015年この状況のケニーが
翌年には新日本プロレスのヘビーのトップにいるのですから、振り返るとこれが異例であることがわかりますね。

新日本プロレス2018年両国大会はどうなる

振り返ると、何かが起こりそうでそこまで事件のない10月の両国という感じでしょうか^^;
イービルお披露目とかNOAHとの絡みとかタイガーマスクWとかありましたけど
順当な結果も多く大波乱が起きてはいない印象だったりします。

今回も例年通りのタイトル戦なのであれば

メインイベントはIWGP戦。
ケニーの相手は・・・飯伏なのでしょうか。
矢野にもG1で負けてますけど、さすがに両国のメインイベントで矢野はないか。
でもここで飯伏が負けると一時期の内藤のように中途半端なトップどころで
永遠に燻る状態になりそうな。

・IWGP権利書争奪戦
これは棚橋とジェイが濃厚?

で、IWGPJr戦は予定されているので
現時点ではKUSHIDA VS オスプレイorマーティースカル
個人的にはマーティースカル大好きなので応援してます。

・NEVER
タイチと誰になるのでしょうねぇ。
後藤とリマッチ?
散々ディスられた田口でもいいのかもしれませんが
何となく田口は映画に合わせて第一試合にギンバエマスクで登場するのではないか?と
思っているので、後藤とリマッチなのかなぁ。

で、IWGPタッグ戦とJrタッグ戦とイービルVSザック?

内藤・SANADA・BUSHIはまた鈴木軍と前座なのだろうか?
というかオカダやYOSHI-HASHIや石井が宙に浮くような(汗)

11月の大阪はインターコンチネンタルがあるのかなと思いますが
王者は多忙を極めるクリスジェリコ(笑)
でも6月に王者になっているのでそろそろ防衛戦をやらないと剥奪ですから
12月に防衛戦があると思えないので11月の大阪でやるのでしょう。

イービルとの因縁がありますが、実現するのかどうか・・・
まあイービルから防衛して、どこかでオカダを襲撃して
ドームでオカダVSジェリコというのはあるのかもしれません。

USヘビーはあまり興味がないので割愛しますが
ここまで書いてみて思ったことが「ジェイと外道が新しい波を作ったのに、ジェイ推さないなんてありえるのか?」と。

でも権利書をジェイが奪うとも思えませんし、やはりここからドームまでは予想が難しいですね。

もう1つ気になるのは、あまりにロスインゴが目立っていないこと。
特に内藤哲也は人気ナンバーワンなのに全然目立っていない。
今年に関しては冷遇と呼べるぐらいの状態ですからね。

まぁ本人が「自分はIWGP以上の価値がある」ということを打ち出して
実際にベルトより輝いてしまったことによって、ベルトに挑戦する理由付けが難しく
また「それならベルトいらないよね」となってしまったことも問題ですね。

「自分はIWGP以上の価値がある」という言葉はかなりのパワーワードでしたし
内藤哲也を表現する上で最高の言葉のベルトになりましたが、実はそれは諸刃の剣で
ベルトから遠ざかる原因になり、メイン戦線に入れない形を生んだのかなと。

誰よりも新日本プロレスのファンなのが内藤哲也ですから
前回初めてIWGPを巻いたのはSANADAの乱入があっての試合でしたし
絶対心の中にはドームでIWGPを巻きたいという思いはあるはずです。

これはどのファンに聞いても答えが偏りますが
絶対に内藤がIWGPを巻くべきだったのは前回のオカダ戦、ドームのメインであり
デハポンの大合唱がドームで響くべきだったのではないかと。

流れや風向きよりもオカダの連続防衛記録を取ったことも
間違いであるとはもちろん言えませんし、オカダも素晴らしいチャンピオンですから
オカダが勝利したことに不満などありません。

ただ、来年のドームのメインに内藤が食い込むのはもう難しいですし
平成最後のイッテンヨンはそれに相応しい選手が勝利することでしょう。

なら最短で2020年のイッテンヨン、元号も変わって新時代の始まりです。
しかし・・・内藤は2020年には38歳です。

ロスインゴが続いているとして、序列はSANADAやイービルなどが
年齢的にも上がってくるのではないかと思われます。

ジュース・ロビンソンやジェイも伸び盛りの年齢になっていますし
ヤングライオンの中から飛び級でスターが出てくる可能性もあります。

そう思うとやはり内藤は人気ナンバーワンの今でも不遇の時代を生きているように見えてしまうのです。

メインに立てる予定がファン投票で覆されたりしてきましたし
何なら2020年に内藤が全力を出してトップに手が届きそうになったとしても
いきなり中邑が戻ってきたりなんかして、棚橋も息を吹き返してしまい
気がついたらNEVER6人ガントレットマッチに出場していたりするのではないかと考えると
何だか心臓が痛くなります(笑)

しかし!

内藤が最近言う「一歩踏みだす勇気」という言葉。
何か変化があることを予告していることに期待したいです。

新メンバー加入なのか(噂になっているレスラーが何人かいます)
もしくはロスインゴ解体なのか(人気的にないかな?)
ファンにとってネガティブなことなのか、何が起こるかわかりませんが
カリスマ的人気の内藤、そしてロスインゴなのに「じゃあ今年の実績は?」と言われれば
特に大きなことはないというのが現実の中で、全てをひっくり返すような展開にも期待したいですね。

それが両国なのか大阪なのか、それとも年末ギリギリの後楽園なのか
はたまたドーム翌日のイッテンゴなのかわかりませんが
この猛烈な転換期に入った新日本プロレスで何が起こるのか?

まずはアメリカ大会、そして両国大会と楽しみたいですね!


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