ジェイク・リー「3月14日がラストチャンス」
岩本煌史「3月14日に答えを出す」
岩本煌史のTOTAL ECLIPSE入りがあるのか?
そんな試合は解説に入ったブラックめんそーれの「岩本選手はTAJIRI選手のTwitterにいいねしてますからね」という、SNS上での行動まで拾う相変わらず抜け目のないコメントを受けてより一層のドキドキ感が生まれました。
さて、岩本煌史の「答え」は明確で彼らしいものでした。
試合中盤、ジェイクから差し伸べられた手に握手をすると・・・そこから一本背負いでぶん投げ!
握手の直前は何か悩んでいる様子でしたが、これはもう岩本煌史はSNSでの動きもこの瞬間まで相手を惑わす戦略を取ったのではないかと思います。
パートナーの芦野もこの答えを見るまでは不安だったところがあったのか、この直後から芦野&岩本がタッグとして機能しているように見えましたし、今後も組み続ければ良いチームになりそうな雰囲気も垣間見えたと思います。
しかし、、、
ジェイク・リーの怒りはこれで増幅されました。
後頭部に強烈すぎるジャイアントキリングを躊躇なく叩き込むジェイク。
この時点で元パートナーという気持ちは無となったのでしょう。
そして最後は溜めて溜めての垂直落下式ブレーンバスターで岩本煌史を沈めました。
解説席のブラックめんそーれが「太陽を引きずり下ろすような・・・」と表現したことで、このシーンは全日マットに残る名シーンとなったことでしょう。
正直この試合の裏MVPはブラックめんそーれだと思うぐらい、このコメントでサブイボがブワーーっと出ましたから。
TOTAL ECLIPSEのテーマを考えれば自分は月であると。
おそらく太陽は宮原健斗という考えでファンは見ていたと思うのですが、もしかするとジェイクから見た岩本煌史もまた太陽の1つだったのかもしれません。
元アジアタッグ王者チームではありますが、方や岩本煌史はジュニアの頂点であり何度となく世界ジュニアを手にしています。
しかし自分自身は三冠ヘビー級に手が届かないままでしたし、岩本煌史へのジェラシーもあったのでしょう。
試合後、ジェイクは「岩本、俺はもっと上へ行く。さようなら、岩本煌史」と別れのメッセージを送りました。
ジェイクは本気で岩本煌史とまた一緒に戦いたかったのかもしれません。
TOTAL ECLIPSEというユニットで岩本煌史と行動したかったという思いは嘘ではないのでしょう。
また、この後にはチャンピオンカーニバルを見据えて芦野と睨み合ったジェイクの姿、特に目が印象的でしたが・・・チャンピオンカーニバルが始まるということは岩本煌史が直接的にジェイクとケリをつけるシングル戦まではまだ時間がかかるはずです。
こうなると岩本煌史の感情はどこへ向かうのか?が気になります。
極論「行き場がなく彷徨う」可能性すらあります。
この試合後にTAJIRIが大の字になった岩本煌史をリング下から悲しそうに見ていた瞬間がありました。
あの表情はこの先の岩本煌史の行く末を暗示するかのようにも見えましたが・・・
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