過去に何度も書いていますが、私がプロレスにハマったきっかけは小学生の頃に見た武藤敬司・馳浩とビッグバンベイダー・ビガロの試合でした。
そして武藤敬司のファンになり、グッズを買い漁り...グレートムタのパンタロンとかも買いました(実用的ではなかったな)。
それから何十年が過ぎたのか。
小学生の私は40歳になり時は流れまくったわけですが、この令和の時代に武藤敬司が58歳でGHCを戴冠。
時は流れているのに武藤敬司は今再度頂点に立ちました。
IWGP、三冠ヘビー級、そしてGHCといわゆるグランドスラムを達成した58歳の天才には脱帽です。
最後のフランケンシュタイナーは中邑真輔を負かした時を思い出しましたが、現代の「必殺技以外では決着しない」「意外性はそこまでファンが求めていない」というテンプレートができているプロレスの流れの中で、武藤敬司だからこそこれで決めても成立させて歴史に残る名シーンにするのですから天晴です。
試合後の「もしかしたら、三沢光晴が潮崎じゃなくて俺の応援してたんだよ。だって、俺が弱かったら“永遠の恋人”って言われた三沢社長も弱かったってことになっちゃうからな」という言葉もまた強く印象に残りました。
そしてこの結果は50代を迎えている武藤敬司とともに戦ったことがあるレスラー達、やや後輩世代にも大きなモチベーションを与えることとなるでしょう。
が...何の因果か、前日に武藤敬司と縁の深いSANADAがまたIWGPを取れなかった。
その翌日に武藤敬司がこの結果を出しているということはSANADAに陰と陽のどちらの影響を与えるのか、これも気になるところですね。
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