昨日、突然の復帰をしたジェイ・ホワイトが要求していた対戦カードの変更が通ったことで対戦カードが変更となりました。
ディック東郷に代わってジェイ・ホワイトが入ることでジェイ&EVIL&タマ・トンガ&タンガ・ロア&高橋裕二郎vsオカダ・カズチカ&石井智宏&後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&矢野通でのイリミネーションマッチが実現。
たった4試合の興行となりますが注目ポイントは多いですね。
まずオカダカズチカが妙に固執しているEVILとの戦い。
イマイチこの戦いを引っ張る理由がわからないのですが、改めて過去のオカダのコメントを見ると「ちゃんとした本気のEVILとならIWGPの戦いを見せることができる」というラブコールにも思えます。
どちらも丸腰ですが、何かこの構図は一過性の唐突な戦いではないような気が?
次にジェイと石井の関係。
流石にこれでジェイが再度石井にシングルで負けるとなると何が何やら、という感じにはなりますが・・・そんな二人を恐らくじっと見つめる男が「俺が立ち直り方を教えてやるよ」と呼びかけていた後藤洋央紀。
ここで荒武者が荒武者らしくジェイに食ってかかればまた1つ歯車が増えて面白いことになりそうです。
KOPWというステージで向こう10年は絶対王者ができそうな矢野通。
ここにテーマのない高橋裕二郎が絡んでいけばまた1つ何かが生まれそうですが、昨年の勢いはどこへやら?高橋裕二郎がまたいつもの状態に戻っている点は残念。
今日は期待していますが、、、いや、NO LIMIT時代から好きな高橋裕二郎にはいつも期待をしているのですが!
オカダとの戦いでギラギラしていた目は期間限定なのでしょうか?
そして昨年明らかに飛躍の年となり試合内容もファンから絶賛のYOSHI-HASHI。
勢いが出てきたところでテーマがなくなるという謎現象が起きていますが、それこそ今テーマが無く因縁のある内藤哲也に絡むチャンスなのでは・・・これはこの試合に関係ありませんけどね。
何にしても、ハッキリ書いてしまえば新日本プロレスの主軸が内藤哲也・オカダカズチカではないとこうもフワッとした空気感になるのは新日本プロレスが抱える課題なのでしょう。
ただこの流れでここから盛り上がってくるなら誰でも主役を張れる最強の団体になることも間違いないということを考えれば、コロナ禍で更に緊急事態宣言が伸びた中での実験的で重要なシリーズをファンは目にしているということになっているはずです。
ただどうやっても解せないこととして、なぜいきなりの盛り上がりを見せたUNITED EMPIREが瞬殺で尻すぼみになったのか。
EVILですら行動を起こした直後に一応は二冠を手にしている中で、UNITED EMPIREはテンコジに勝利したとはいっても話題の中心ではありません。
オスプレイがジェイ・ホワイトの代わりに最強のヒールとして君臨していくかと思いきやジェイがあっさり戻ってくるなど、イマイチUNITED EMPIREの立ち位置がハッキリしていないですよね。
もちろん今月末にはCASTLE ATTACKin大阪城ホールが開催されます。
この「CASTLE ATTACK」が単純に「大阪城」から来ているだけかもしれませんが、UNITED EMPIREが帝国というユニットイメージなのであれば新日本プロレスの中心という城を攻めるという意味での「CASTLE ATTACK」であるかもしれないことには期待しているのですけどね。
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