盛り沢山すぎる話題とこれまでとは違うベクトルで動く新日本プロレス。
こうなってくると考察とか今後の予想というのはすればするほど勿体ないように思うので、それぞれ簡単に感想だけ。
まずNEVER戦、鷹木信悟と棚橋弘至が生み出したNEVERの戦いには新日本プロレスを感じました。
やはり棚橋弘至は受けに回ったときの美しさが強い選手で、ボロボロになるほど色気が湧き出てくるので鷹木信悟という相手はもってこいでしたね。
35分の戦いの中で今の新日本プロレスのトップの戦いができる棚橋弘至には太陽最後の再浮上を感じましたし、飯伏幸太が口にしていたように三冠戦という可能性もあるのかもしれません。
新日本プロレス初代三冠王者は棚橋弘至、なんて字面で見れば何も不思議ではないですからね。
※もちろん全日の三冠とは違ってIWGP・IC・NEVERを統一する意味自体は感じないのですが。
試合後には「愛してまーす!」を阻止する形でオーカーンが乱入しましたが、東京ドームの内藤とKENTAを彷彿をさせる・・・ある意味では二番煎じと言われる乱入で挑戦に名乗り出ました。
これはねぇ...どうでしょうか。
1プロレスファンの私の意見としては、ファンが声を出せないと乱入者が来たときの「ザワザワザワ・・・おおーー!!」という声が無いじゃないですか。
それならオーカーンのように口が立つ選手なら普通に挑戦表明をしてくれて、棚橋弘至とやり取りした方が盛り上がったかもしれないなとは思いました。
棚橋弘至・オカダはお互いに名シーン・名セリフを生み出してきていますが、ここでも棚橋弘至の名言が1つ生まれたかもしれないですからね。
飯伏幸太の全面対抗戦発言にケニーオメガが反応
さて、三冠なんてことを書きましたが現時点の二冠王である飯伏幸太が全面対抗戦というワードをツイートし、ケニーオメガが反応しました。
2008年…忘れてない。あの時の事、YouTubeで対戦を求めてきた時の事を
。その時自分はプロレスを広めたいと必死だった立場は逆転した。でも今やっとチャンスが巡ってきた
全面対抗戦をしたい。
これはプロレス界もファンも間違いなく上がると思っている。
今、プロレスにはもっと刺激が必要だ!
— 飯伏 幸太 (@ibushi_kota) January 29, 2021
新しい神とやらはまだ魂は失ったわけじゃなさそうだな。感動したよ。
お前のために俺が去ったあとの王国で寂しくしてるのか?なんならぶっ壊してやろうか?
俺の手をとり、一緒に新しい王国をつくろう。 https://t.co/pR8zwR5eRi— Kenny Omega (@KennyOmegamanX) January 30, 2021
まぁこのブログでも常々「ここ数年でファンになった人に対抗戦の興奮を味わう機会があるといいなぁ」「対抗戦を見てもいないのに鎖国思考のファンが多いのは残念」とは書いてきたので、個人的には新日本プロレスとAEWが対抗戦をするならそれは面白いし楽しみだと思います。
ただ、、、
飯伏幸太はSANADA戦を控えています。
このタイミングでこの発言によりすでにファンは飯伏幸太とケニーオメガの試合の話で盛り上がってしまったので、何かこうSANADAがより一層空気になっているのも事実。
また、新日本プロレスの時代で言えばケニーオメガのライバルはオカダでもありましたし・・・
結局、あの謎の3WAYやら抱き合って紙テープパーーーンで冷めたファンも多数いた飯伏幸太とケニーオメガの友情物語への踏み台がこの数年だったのか?と思うと、新日本プロレスを背負ってきた選手たちは少々気の毒だなとも思うのです。
タマトンガなんかは不満っぽいツイートをしていますが、「あっち行かない」であっち行ったケニーオメガにしても、物語の途中で離脱していってグズグズにした張本人達が相手となるなら新日本プロレスファンは「きゃー素敵、友情!」「感動だぜ!」じゃなくて「ふざけんなよ、新日本プロレスやったれ!AEWを潰せ!」ぐらいのピリピリした対抗戦じゃないと意味がない。
交流戦じゃなくて対抗戦と飯伏幸太が言っている意味がファンに届かないなら飯伏幸太の言う「刺激」とは程遠いものになってしまう。
恐らく飯伏幸太も自身のリプを見て「いや、こんなほのぼの感動ムードを作りたいわけじゃないんだけど」と思っていることだろう。
天山広吉、モンゴリアンチョップ封印へ
小島聡、失意の敗北に力ないコメント
だがそれでもテンコジは・・・
モンゴリアンチョップ封印マッチという天山広吉にのみ大きなリスクがある試合に破れた猛牛。
カーフブランディングを久々に使うなど全力の天山広吉を見せた試合でしたが、オーカーンの前に完敗。
それならば小島が何とかしてくれる!
そう期待したファンも多かったであろうオスプレイと小島聡のノーDQマッチは小島聡が何度もチャンスを作ったもののオスプレイの前に敗北。
試合後の小島聡のコメントはいつもより元気がないような印象でしたが、ただシングルでトップ戦線から暫く遠のいているテンコジ両名がここまでのシングル戦を戦ったということはまだまだ希望があるのではないでしょうか。
今こそテンコジとしてタッグでIWGPタッグベルトを再度狙ってもいいのでは?
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