岩本煌史と阿部史典
名古屋のスポルから繋がる先輩後輩の歴史の中でも大きな1ページとなった世界ジュニア戦。

結末から言えば岩本煌史が世界ジュニアを防衛した。

ただ、そんな結末・結果よりも中身の濃さが凄かったです。

ウケが良いファンに媚びるプロレスではなく、かと言って王道やストロングスタイルという言葉とも違う何か。
ドラマティックな対戦カードほどスポ根になり緊張感は実は失われることが多いですが、この試合には緊張感もあり...何とも不思議な試合に思いました。

兎にも角にもお互いたお互いを知る二人。
ただ、より後輩の阿部史典の方が岩本煌史を見てきただけに手の内を読んでいました。

いつもなら1発で決まる岩本煌史の技が決まらない。
返し技を効果的に使いつつ岩本煌史の体力を削る阿部史典に対して、岩本煌史は倍の労力で阿部史典を削っていく。
ゲーム的なHPでも画面に表示してくれていないと状況がわからない、それ故の緊張感。

だからこそ、試合時間が無駄に長くならなかったのではないでしょうか。

終盤、阿部史典が映像越しでも凄い音が聴こえるヘッドバッドを叩き込む。

ただ、この時点で阿部史典の体力は岩本煌史によりほぼ削られていたのでしょう。
この直後に強烈なラリアットを叩き込むと、1度は読まれた孤高の芸術を決めて3カウント勝利。

近年のプロレスのトレンドであれば、体力を温存しておいてここから倍の時間の試合になるでしょう。

しかしこの二人はお互いの歴史を映画として見せるのではなく、緊張感と瞬発力のある13分37秒のショートムービーとして表現をしました。

この試合こそ、孤高の芸術だと感じました。

そして、これが岩本煌史と阿部史典の第一章のエンディングとなり、これからの戦いの先にはまた違った試合を見せてくれるはずです。

次期挑戦者にはなんとCIMAが名乗り出た!

試合後、暗転した会場のモニターに映されたのはCIMA。


垣根と年齢差を超えた世界ジュニア戦線にこの男が名乗り出たのは面白いですね。

キャリアを武器にするCIMAとキャリアなんて関係ない世界を作る岩本煌史。

これもまた目が離せない戦いになりそうです。

 


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