棚橋弘至、エースのハイフライフローを見た瞬間に「やっぱりイッテンヨンでこれを見てこそ年明けだな」と思いました。

全盛期は過ぎた、怪我もある、コンディションがよくなることはない、IWGPからは徐々に遠ざかっていく...でもやはり棚橋弘至への思いというのはある程度のファン歴の人間なら誰でも持ち続けているのではないでしょうか。

試合後のコメントもこれぞエースの言葉というものでした。

「まずはプロレスファンの皆さん、日々の生活に気をつけて。本当に行きたくても行けない状況っていうのはあると思うし、それは僕も理解しているし、だからこそ、そういう方にももちろん感謝の気持ちを持っているし、今日来てくれたファンの方々にももちろん感謝の気持ちでいっぱいだし。ただ絶対に、絶対にプロレスはなくさないから。(涙で声を詰まらせながら)状況が落ち着いたら、たまにはプロレス会場に遊びに来てください。そう思います。以上です。

IWGPから遠くなっても何だかんだで新日本プロレスの舵取りをしているのはまだ棚橋弘至なんだなぁと...
「最後の仕事」という言葉にはドキッとしましたが、それだけ今厳しい状況であるということが伝わってきました。
ただ、それでも棚橋弘至なら有言実行してくれるだろうなと思えること、それが結果を出してきた人間の重さなのでしょう。
さて、オーカーンとしては凱旋から結果が出ていない中でここで棚橋弘至を踏み台にしなくては何も始まらないという状況ではありましたが、まだまだこれからですよね。
様々なことがコロナという敵の登場で変わってしまったことは事実ですし、棚橋弘至が試合後に語ったようにワトもオーカーンも本来ならこういう凱旋ではなかっただろうなということはファンもわかっていますから。
誰が見たってもう少し煮詰めて登場したかっただろうなと思うじゃないですか。
あのキャラは勢いとノリだけでは継続していくことが難しいはずですからね。
そう考えるとまだここからシフトチェンジしていくことも間違いではないでしょうし、2021年はオーカーンを固める1年にしてほしいなと個人的には思いますね。

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