1.5で戦うかもしれないジェイと内藤。
そしてEVILとSANADAの前哨戦が行われました。
試合はBULLET CLUB組が勝利しましたが、そもそもジェイ戦の前に飯伏幸太と内藤哲也がタイトル戦を行うという「もう権利書システム破綻してますやん」状態になってしまったことと、イッテンゴでジェイが待つ構図からどうやってもドーム2連戦はジェイが主役でありラスボス状態になっています。
そして、試合後にEVILと指を合わせた後の不穏な空気はイッテンロクのNEW YEAR DASHへの想像を掻き立てますし・・・もうジェイが中心ですやん。
しかもドームで負けた後に種を残しているのはジェイだけです。
内藤哲也は負ければテーマを失いますし、ベルトの分裂も実現できず。
飯伏幸太に関しては内藤哲也に負けたら流石に暫く引っ込む状態ですし、仮に勝利してもジェイに負けたら1日天下というネタになるだけ。
ジェイに関して言えば勝っても負けてもBULLET CLUB内での不穏な空気の色が変わるだけで楽しみが豊富ですからねぇ。
まぁ一番綺麗なのが飯伏幸太の戴冠→ジェイにリベンジ達成→オカダorオスプレイという流れなのでしょうけど、どうやっても内藤哲也と飯伏幸太のどちらかは2021年の頭で突き落とされの再構築となることを考えてしまうんですよねぇ。
また、飯伏幸太に関しては勝利しても逆に苦難が待っていると思うのです。
それは多くのファンが思っていることを内藤哲也が代弁してくれました。
内藤「今日も飯伏はマイクで言ってたね。『神になる』って。そして、静まり返る会場。そりゃそうだろう、だって、何言ってるかよくわからないもん。抽象的すぎて、よくわからない。IWGPヘビー級王座とインターコンチネンタル王座。この2本のベルトを獲ったら人は神様になれるの? だとしたら俺はとっくに神様になってるし、俺からベルトを奪ったことのあるEVILもすでに神様になってるよ。そういうことじゃないんだろう? 飯伏の言ってる神様って、そういうことじゃないんだろう? じゃあ飯伏は一体何を指して“神”と言ってるのか、凡人である俺にもちゃんと分かるように、説明してくれよ。でなきゃわかんねぇよ。てかさぁ、理解してる人なんて、残念ながら1人もいないでしょ。『自分だけ理解してればいい』、もしそう思うなら、もう何も言わずに東京ドームを迎えろよ。そして俺にあっさり敗れ、皆様の期待を裏切れよ。飯伏とのプロレスは楽しい。ものすごく楽しい。でも、飯伏に東京ドームのメインは、ちょっと荷が重すぎるのかもしれないね。カブロン!」
神を倒して神を超える→カミゴェ→G1優勝して神になる→2冠に興味なくなった、でも2冠を手にして神になる→本当の神になる→本当の神って何?
この流れで「飯伏!神になって!」と乗れるファンの方が少ないでしょう。
プロレスラーの生き様、主張、これまでに色々見てきましたが「神を越えてからの神を目指す、比喩じゃなくてマジの神」というテーマに何も投影できないですからねぇ。
これでドームで「神になりました!」
と叫んだらコロナ禍関係なく「シーーーーン」ですよ。
残りの試合、記者会見もあると思いますがこれを貫いてしまったらファンが飯伏幸太に乗せる気持ちの置き場所がないのでは?と心配になりますね。
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