世界最強タッグ決定リーグ戦、優勝決定戦は宮原・青柳とジェイク・岩本となりました。
若い世代、これからの全日本プロレスを背負っていく世代での優勝決定戦ということで今後何度も振り返る試合となるであろうこの対戦、軍配が上がったのは宮原・青柳組でした。
一進一退の攻防が続く試合でしたが、やはり展開を一気に引き寄せることができる能力が長けている宮原の動きというのはキーポイントになったと思います。
そんな中で最後は青柳がジェイクをエンドゲームで下して28分の激闘に勝利。
世界最強タッグ決定リーグ戦を優勝し、文句なしの結果を手にして1月2日に諏訪魔・石川に挑戦することになりました。
また、青柳はこの勢いのままに1月3日に諏訪魔の持つ三冠ヘビー級王座にも挑戦。
どちらか1つ勝てば王者、2連勝することがあれば一気に青柳優馬の時代を作れる五冠王になる大チャンスが巡ってきました。
試合内容で言えば今回の世界最強タッグ決定リーグ戦にしても今年年間の試合でも後半戦の試合は本当に素晴らしい熱い戦いが多い全日本プロレス。
ただ、それが世間なりプロレスファンに届いていない状態で集客が上がってきません。
NOAHは武道館、新日本プロレスはドーム連戦など攻めている中ですがこの両団体と全日本プロレスを比較した時にメイン・タイトル戦の試合の質は当然負けていないわけですから、やはり全日本プロレスとしてはPRが弱い部分があります。
この状況で若い青柳が天下を取れば何か変わる部分もあるかもしれませんが・・・ただ諏訪魔の牙城は簡単には崩せないでしょうし、ここからの1ヶ月間で更に1つ2つ新しい武器を手に入れて挑んでほしいですね。
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個人的・世界最強タッグ決定リーグ戦のMVPは岩本煌史
さて、この世界最強タッグ決定リーグ戦を通して試合を見てきた中で決して交流があるからなどの贔屓ではなく素直な意見として個人的な世界最強タッグ決定リーグ戦のMVPは岩本煌史です。
多くの団体でヘビーとジュニアの階級が雑になっている中、明らかに100キロない選手がヘビーを名乗ればヘビーとなりジュニアより一夜で格上になってしまうようなことが多いことに対して思うところがあるからこそ出てきた「リアルジュニアヘビー」という言葉をジュニアの王者としてのプライドとともに背負って参戦した岩本煌史。
諏訪魔・石川との試合ではSNSで岩本煌史を絶賛する声であったり、私のプロレス仲間などからも「岩本煌史って凄い選手だ」という声も多くありましたが、今回の試合に関しても「岩本煌史がジュニアだということを感じない、宮原とも互角じゃないか」「他団体も含めてジュニアに敵がいないレベル」という声が多いです。
私も正直「これまでの岩本煌史より遥かに凄くなった」と思います。
もちろん世界ジュニア王者としての戦いが始まった時にブログに書いたように「コメントやSNSなども大きく変わった」という変化がありましたが、今回の世界最強タッグ決定リーグ戦ではプロレスラーとしての価値を更に大きく上げたことは試合を見ていれば誰しもが思うところでしょう。
今回の試合ではパワーで宮原を圧倒する場面がありました。
ジュニアとしてヘビーのトップどころにパワーで勝る試合をできるジュニアは多くありません。
また孤高の芸術を完璧に決めたシーンなども含めて考えれば、例えば彼がチャンピオンカーニバルに出場して上位争いをしていても何もおかしくないと思わせるほどの存在感を見せました。
例えば、これが通常の団体なら明日にでも「岩本煌史はヘビー転向します」と言うぐらいの状態でしょう。
そしてこれから先「岩本煌史がジュニアにいるのは反則」という声は増えてくるはずです。
そもそも現状で、世界最強タッグ決定リーグ戦でヘビーを相手に優勝争いをしたという状況だけでも『次の世界ジュニアの挑戦者、誰も上がってこれないだろ』という状況になっていますから(これに関してはデメリットも大きいのだが)。
「自分はジュニアだから次の世界最強タッグに出れるかわからない、だから今回に懸けている」という言葉を口にしていた岩本煌史ですが、彼の対ヘビーというのは全日本プロレスの中で1つの主要的なテーマになっていくほうが良いのではないでしょうか。
奇しくも同時期に新日本プロレスがベスト・オブ・ザ・スーパージュニアで盛り上がっている中で岩本煌史がヘビーを相手に見せた活躍というのは、多かれ少なかれ他団体からもチェックされているのではないか?と思うともちろん今後のジュニア王者としてのジュニアの戦いも夢が広がっていくかもしれませんね。
Amazon Prime Videoで全日本プロレス配信がスタート
後楽園ホールに小川直也が登場してハッスルポーズをするという斜め上の現実が起こった後楽園ホール。
そんな中、Amazonプライムにて全日本プロレス配信という何のひねりもないタイトルの番組がスタートしました。
まだ見ていないのですが、対戦カードを見ると『全日本プロレスのスピンオフ的な夢のカード』をお届けするようで、例えば青木真也が出場していたり、記者会見で諏訪魔と小川直也が一触即発になったりと刺激的であることは事実。
これは試合を見てからまた感想を書きたいと思っていますが、慎重にやらないと危険なコンテンツなのかなとも思うのです。
Amazonの番組だけでの全日本プロレスのアナザーワールドのようなことをするのはいいとして、ファンがそれを本編を切り離せるのか?
またどこかで全日本プロレス本編とクロスオーバーした時にAmazonでの配信を見ていないとファンはさっぱりついていけないのではないか?
この番組の試合は紙面のメディアでも取り上げるのか?また、動画コンテンツを複数配信しすぎているのもどうなんだろうか?
など、ファンとして不安があります。
番組タイトルが「全日本プロレス配信」というのを見た時に「ちゃんと企画したのかな・・・」と思いましたし(汗)
これだと全日本プロレスの通常の配信だと思ってしまいますから、ここをきっかけに全日本プロレスに興味を持った人がいざ会場に来たら違うものがそこにあるという可能性もあるわけですからね。
同じAmazonのフィールドに有田さんのプロレス番組があるので、全日本プロレスの今の話題が増えれば・・・という淡い期待はあるのですが。
岡田佑介選手が契約満了につき退団
エボリューションを抜けてからが明らかに迷走していたので驚きは無いのですが・・・
全日本プロレスジュニアを盛り上げてほしかっただけにこれは残念ですね。
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