ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア優勝決定戦
高橋ヒロムvsエル・デスペラードの壮絶な試合が終わりました。
勝者は高橋ヒロム。
そして、エル・デスペラードもまた勝者だったように感じました。
これだけの試合をした。
対峙して戦っている高橋ヒロムとエル・デスペラードはもちろんのこと、昨年のベスト・オブ・ザ・スーパージュニア、ワールドタッグリーグ、G1、全プロレス団体と戦っていたような気がしますし、その上で勝者になったのではないでしょうか。
壮絶な試合が加速したのは高橋ヒロムのナックルパートから。
もちろん反則ではあるのですがここに意味を感じる反則なら正攻法だと言えるでしょう。
そして、高橋ヒロムがデスペラードのマスクを剥ぐという行動に...海野レフェリーはばっちり見ていましたが反則負けにはならず(笑)
見なくてイイ時に見ていて見てほしい時に見ていないという海野レフェリーには色々な声がありますが、逆にこれで反則負けにしていたら暴動が起きたでしょう...
デスペラードの中身は三上であることは誰しも知るところです。
しかし、デスペラードのマスクの下にいるのはデスペラードなのです。
以前の高橋ヒロムとの戦いでも似たシーンがありましたが、あのときのデスペラードは動じることなくマスクを被り直しました。
ただ今回は半端に破られたマスクを自ら脱ぎ捨てて高橋ヒロムとの戦いを選びました。
魂の戦いの中、高橋ヒロムがむき出しのコーナーへのデスバレーという荒技を発動。
これにて背中が切れてしまったデスペラードはタイムボムをカウント2で返したものの、タイムボムⅡを返すことはできず。
この瞬間、ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア優勝者は高橋ヒロムとなりました。
試合後の高橋ヒロムはSUPER J-CUP覇者との戦いを要求。
となると、1月4日と5日の連戦となるのでしょうか?
いや、勝者が石森との戦いになるのか?
何にしても、個人的には消化不良だった今年のG1を遥かに超えるジュニアの祭典からの物語はこれからも続いて行きます・・・
その他、様々な物語がありましたが・・・
ワールドタッグリーグはタマ・タンガ組が優勝。
スーパーパワーボムでなぜかレフェリーが弾みコラ画像の様になったりするなども記憶には残りましたし...
SANADAとEVILはスペシャルシングルマッチが組まれそうだったり、ワトが謎のヘビー転向宣言のような(ノリで言ってしまったのではないか)からの田口と組んでジュニアタッグ挑戦表明をしたり、KENTAが登場したり、棚橋とオーカーンの因縁が決定的になるなど様々なことがありました。
が、もうベスト・オブ・ザ・スーパージュニアの優勝決定戦でお腹いっぱいというか...
高橋ヒロムとエル・デスペラードのこれまでの物語の集大成、そしてこれからへの序章という部分が強すぎて、他のことはあまり今は...
プロレスランキング