兎にも角にも内藤哲也が前試合後にあのコメントを残したからこそ盛り上がった長岡のメイン。
内藤哲也の言う「ファンならSANADAが勝つと思う」という予定調和的な結果に現実が追いつく形となったことでサプライズはありませんでしたし、試合全体としても内藤哲也とSANADAってこうも合わないのか?という印象が強かっただけに、最後にSANADAがラウンディングボディプレスで勝利したとは言っても全ては内藤哲也のあのコメントあっての試合だったなぁという印象でした。
終盤かなりグダリましたし、これは先日も書きましたしSNSなどでも多く見られる意見ですが「スカルエンド(ドラゴンスリーパー)は絞め技じゃなく極め技なので、落ちる落ちないという技じゃないでしょう」という点。こればかりはプロレスの説得力のためにもなんとか改善してほしいものですね。
SANADAが悪いのではなく、食らう相手が落ちたかのような動きをすること&レフェリーが「落ちたのか!?」とアクションするところ&実況が煽ることなどSANADAが望んでいるなら別問題ですがそうでないならSANADAの印象を悪くしてしまいますからね・・・
なんにしてもこれでSANADAは1勝目、内藤哲也は初の黒星。
ここからSANADAが全勝で快進撃の逆転Vとなればこれまた内藤哲也の思う「ファンならそう思うだろう」という展開になるわけですが、内藤が問答無用でここから全勝すればその予定調和を阻止することができます。
さて、長岡大会の印象としては「YOSHI-HASHIがまた素晴らしいけど負けた」ということ。
「後藤洋央紀が4分で負けるとか...」ともう涙も出ないこと。
全体を通して一番印象的でベストバウトだったのは・・・辻とゲイブ!
これはもう同じ感想のファンの人が何十万人もいるのではないでしょうか。
そもそもこのG1が始まってから毎日ヤングライオンが第一試合でシングルマッチを行っているわけですが「もう1回みたいな」と思う試合の大半が第一試合です。
それぐらいG1ではない第一試合が面白いですが、ここまでの中でこの試合がベストバウトだと思います。
寝技、打撃、意地、気迫、何をとっても他のG1公式戦を全て食ったなと。
それこそ今ヤングライオン杯を開催したらG1より盛り上がるかもしれないですよ。
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