「こ、この日のためのGTWだったのか」
そう思ったのは試合終盤、内藤のデスティーノをGTWで完璧に切り替えした瞬間でした。
内藤の前試合後のコメント、そして後藤洋央紀のこの返し。
完璧に後藤の勝利を疑わなくなった瞬間、、、でしたが、、、
その後、GTRを狙うもバレンティアで返され、言い方が悪いですがそのまま普通にデスティーノをくらい後藤の負け。
で、この試合自体はもういいとして今日ばかりは内藤哲也が凄すぎると心底思いました。
まぁ内藤哲也が試合後にこんなスレスレ・ギリギリ・キワキワの発言をしたので遠慮なしに書きます。
試合後に内藤哲也は「後藤洋央紀は素晴らしいものを持ってる、認めてる、だから滝修行いけや」とイジった後、そこからが衝撃的な発言でした。
プロレス界でいえばタブーに近い部分を制御不能に口にしたのです。
その10分前はリング上でスターダスト内藤哲也丸出しのコメントでしたが、その落差にビビりました。
俺がファンなら3連敗したSANADAが長岡で内藤哲也に勝つと思う
「SANADAは負けたの?0勝3敗、そして俺は3勝0敗。」
※ここで少し間、言うのを躊躇ったか?でもそれぐらいの発言だもの。
「もし俺がファンで長岡のチケットを買っていたら、新日本プロレスワールドを見ているなら、俺がプロレスファンなら長岡でSANADAが勝つと思うよ、もしプロレスファンならね。」
何かもうシュート発言に近いですよね。
事実、僕もすでにブログに書いてますし、Twitterなどを見てもSANADAがYOSHI-HASHIに負けた瞬間に多くのファンが「あー、これでSANADAが内藤に勝ってそのまま連勝かぁ」と書いていますし、それに対して「なんでですか?」という声はありません。
流石に令和2年、2020年、WWEのような団体もあるわけですし、プロレスというものが限りなく戦いのあるバトルエンターテイメントであることは多くのファンが認識しています。
プロレスってのはそんなこともひっくるめてスゲェものなんです。
プロレスラーというのは超人だからこそ成立する世界だと思います。
長岡大会の結末はわからないです、ただ内藤哲也の何が凄いかと言えば「後藤洋央紀に負けそうな空気感」を前の試合後に出したこと。
散々こき下ろし、そして上から目線で後藤洋央紀をバカにする。
でも後藤洋央紀は実力者、そして内藤哲也との因縁もある。
しかも内藤哲也は連勝中なので後藤洋央紀が勝利して皆が並ぶような形になる。
そんなことを思わせておいて後藤洋央紀に勝利したからこそ今回の発言の重みが増すわけです。
更には、
「SANADAが4連敗で早々に脱落するわけない、俺もそう予想するよ、プロレスファンならね」
「ただ今のSANADAにそんな甘さいらないよ、俺に負けて脱落することが必要かもしれない。」とも発言。
この言葉に妙な信頼、真実度、リアルなものを感じますよね。
そして、プロレスファン歴関係なく全てのファンを手のひらに乗せた。
長岡で、SANADAが4連敗してG1を敗退する。
残り5試合の消化試合を進んでいくだけになる。
そんな現実があるかもしれないと思わせることって内藤哲也にしかできないことだと思います。
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