2020年はタイチのG1だった。
そんなことが言われていてもおかしくないほどの実績と人気を身にまとう聖帝の初戦の相手はジェフ・コブ。
この二人の試合は過去に何度も実現していますし、あまりドラマは無いがライバルであるというような関係ですね。
試合はジェフコブのパワー&飛び技という何かバンバンビガロを思い出してしまうファイトスタイルに対してタイチが押し込まれる場面が多かったですが、昔とは違ってタイチに常に余裕があるように見えるのはこれまでに見せてきた数々の戦いの記憶がファンの中にしっかりとあるからでしょう。
考えてみるとたかだか2年も前なら「タイチ大丈夫かよ」と思われていたわけです。
それが今ではタイチが格上で「負けることはないだろう」という見方をされるというのは、タイチの実力を誰しも疑わう必要がないから。
この試合も顔面蹴り・天翔十字鳳・ブラックメフィストと畳み掛けての完勝。
そして試合後には鈴木みのるに対して「殺す?やってみろ。いつまでもお前の知ってるタイチじゃないんだ。お前に殺す実力があるならやってみろ。」と鈴木みのるとの戦いに向けてシリアスモードでのコメントを出しました。
タイチvs鈴木みのる
いや、「今のタイチと今の鈴木みのる」だからこそ大注目されているカード。
鈴木軍の同門対決は毎度激しいものになりますが、その最たる試合がこのカードになることでしょう。
試合後に握手するのか、ハグをするのか、それとも敗者が蹴り飛ばされているのかはわかりません。
ただ、今年のG1で最も話題性のあるカードであることは間違いないでしょう。
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