KOPW2020、ハンデキャップマッチに勝利したオカダカズチカ

KOPW2020、発起人のオカダカズチカは1対3のハンデキャップマッチに挑みました。
相手は高橋裕二郎・邪道・外道のトリオでしたが、結局オカダカズチカが何をしても決めに行けばカットに入られてしまうという構図になるのでオカダカズチカが勝利するならどういう勝ち方なのだろうか?と試合観戦中はずっと妄想をしていました。

一方の高橋裕二郎はこれで負けてしまったら完全にレスラーとしてトップを目指すというルートは無くなってしまうという現実が待っているわけで、デビューから見続けている高橋裕二郎というレスラーの終焉を見たくないという思いもあって・・・個人的には高橋裕二郎を応援するような気持ちが試合中盤に向けて強くなっていったというのが個人的な本音です。

が、試合を見ていてどんどん感情が変わっていったこの試合。

試合で目立っているのはやはり動けるし上手いし見ているファンが目を奪われる外道の戦い方。
試合を外道が作り、高橋裕二郎が脇役化し、更には邪道がまともに走ることもできないぐらいのコンディションという構図でハンデキャップマッチなのか何なのかわからない状況に。

ここぞの技、マイアミシャインもやや不完全になるなど3人がかりでも流れがつかめないBULLET CLUB組でしたが、とっておきのスーパーパワーボムで3人がかかりでオカダカズチカ1人を持ち上げることができずに、普通のパワーボムより低かったりするなど・・・兎にも角にも何かチグハグな攻撃になっていました。


ただ、終盤の外道vsオカダカズチカはスリリングな展開で、外道がほぼカウント3入っていた外道クラッチを見せるなどあわやのシーンもありました。


発起人がプレッシャーを感じて負けるなんてことはプロレスでは珍しくないことなので、オカダカズチカの負けという可能性もあるのか?と思って前かがみにモニターを見始めたところでオカダカズチカがコブラクラッチで勝利。

これにてKOPW2020の決勝はオカダカズチカ・SANADA・デスペラード・矢野通の4WAYが決まりましたが、、、それはそれで楽しみとして、本音を書くと『もう少し練るべきコンテンツだったのではないだろうか』という印象をKOPW2020に持ちました。

実験的であることは新日本プロレスらしいのですが、新日本プロレスならもっと企画を練ってくるところがあるじゃないですか。

オカダカズチカは「ファンの人も参加して作っていける」という表現をしましたが、そもそもSANADAとSHOが「投票無しでサブミッションマッチ」という決断をしたことなどはやはり微妙に感じてしまいますし、例えばサブミッションマッチでも変化をつけた案を出し合うなどして投票がなければKOPWの趣旨とズレてくるところがあるじゃないですか。

ファンを巻き込むなら全力で巻き込んでほしいですし、そうでないならルールはくじ引きでもいいと思うんですよね。

もちろんオカダカズチカには何か目的があってこれを提案したのだと思いますし、それは神宮でわかるかもしれませんが・・・この1回戦の4試合だけを見ると、今ひとつ何がしたかったのか伝わってこない印象でした。


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