ニュージャパンカップ2回戦が終了しました。
ここまでに勝ち上がっているのは石井智宏・高橋ヒロム・オカダカズチカ・石森太二の4名。
そして昨日は残りの4試合が行われました。
ジュニアとヘビーの戦いとなったSHOとSANADA・BUSHIとYOSHI-HASHI
因縁のあるEVILと後藤洋央紀の除霊マッチ再び
そしてお互いのパートナーを倒して勝ち上がったタイチと飯伏幸太の試合
これに加えて高橋ヒロムと石井智宏の前哨戦となるタッグマッチと感想をまとめました。
Contents
YOSHI-HASHIは足を負傷した可能性が・・・
天山広吉との好勝負で一気にファンから期待の声が増したYOSHI-HASHIはジュニア選手のBUSHIとの顔合わせとなりました。
流石にYOSHI-HASHIからすればここで負けてしまうと、またいつものポジションに戻ってしまうことになるだけに負けられない試合でしたが、その表情は天山広吉戦と同じく気合いに溢れたものだったので「ここは順当勝ち」だと思ったのですが...
試合序盤、コーナーにいるBUSHIに向かって走り込み攻撃を狙うYOSHI-HASHIに対してBUSHIが両足でブロック。
これ自体はプロレスを10試合見れば8試合ぐらいで見られる光景ですが、タイミングがあまりにベストだったのかYOSHI-HASHIの勢いが空回りしたのか、なぜかYOSHI-HASHIが足をグニャリと曲げて吹っ飛びました。
ここで明らかに足を痛めたYOSHI-HASHIはその後の動きが一気に悪くなりました。
最終的に奥の手のカルマをジュニア相手に使ったというのも追い込まれていたからか・・・
試合後もノーコメントのYOSHI-HASHI、次戦のEVIL戦まで24時間しかありません。
EVILに対しては奥の手の奥の手である緊箍児という武器があるとは言っても、かなり厳しい状況でしょうか。
攻め続けるSHOをスカルエンドだけで倒したSANADA
鷹木信悟を倒して勢いに乗るSHOとSANADAの一戦。
ここでSANADAを倒せばロスインゴキラー襲名ともなりそうなSHOでしたが、この試合を見た個人的な感想としてはあまり合わない二人なのかなという感じでした...
ジュニアのパワーファイターSHOとヘビーのテクニカルな選手SANADAという構図は面白かったのですが、兎にも角にも一方的に攻めSHOに対して受けに回り続けたSANADAが終盤にドラゴンスリーパーで捕獲するだけという攻撃を連発して最後はスカルエンドであっさり勝利。
SHOとKUSHIDAのベスト・オブ・ザ・スーパージュニアのような味のある試合になると思ったのですが・・・
例えば闘牛士と牛のようであったかと言われればそうでもなく、SANADAがSHOをいなすわけでもなかったですからね。
ただ、SANADAは静かに燃えているでしょう。
次戦のタイチ戦はある意味で川田利明と武藤敬司がオーバーラップするような関係性になりますし、ここはそれを想定して省エネで勝利したと思いたいところです。
ちなみにSHOに関しては3試合目後の鷹木信悟が「それから前の試合見てたぞ。SHOーッ! がっかりさせんなよ、おい! あっさりギブアップしやがって。情けねえ野郎だな」とコメントしていますが、プロが見ても「あっさり」だと思ったということですよね(汗)
高橋ヒロムは石井智宏に魂のぶつけ合いを要望
高橋ヒロムと石井智宏、3回戦の前哨戦となったタッグマッチ。
試合後ににらみ合う両者でしたが、高橋ヒロムは何度も胸を叩いて「ここ(魂)の勝負」をアピールしていました。
これは石井が真壁に対してコメントしていた部分を持ち込んでいるということになるわけですが、この辺りをしっかりチェックしているのが高橋ヒロム・ロスインゴが盛り上げてくれるところですね。
「石井智宏、お前に言葉はいらねえ。(胸を叩いて)ここのぶつかり合いだろ? ジュニアもヘビーも関係ねえんだろ? 見してやるよ、俺の気持ち。真っ向勝負だ、バカ野郎」
「おい、高橋! チャンピオンとしてのプライド、それからてめえがいつも叫び続けているジュニアヘビー級のプライド、全てぶつけてこい」
正直このカードの結末は読めません。
高橋ヒロムからすれば本間朋晃と矢野通に勝利して石井クラスには負けてしまうとなるとIWGPヘビーなんてほど遠くなりますし、石井ほどの選手がジュニア王者とはいえ高橋ヒロムに負けるわけにもいかない。
2日、一番気になるカードです。
タイチは棚橋弘至→飯伏幸太とIWGPタッグ王者から連勝しSANADA戦へ、そして三冠を目指す
棚橋弘至を撃破したタイチ
ザックを撃破した飯伏幸太
それぞれお互いのパートナーを連れての入場、そして介入などもあったりしてIWGPタッグ戦への前哨戦という意味合いもあったニュージャパンカップ2回戦の大一番。
真っ直ぐな飯伏幸太に対して変化球を取り入れてくるタイチが常に主導権を握る試合となり、最後はアイアンフィンガーフロムヘルを発動してからのブラックメフィストで飯伏幸太を撃破。
これがもはや番狂わせでもなんでもなく「順当勝ち」に見えるまでになったタイチへの期待感はまた相当大きくなったはずです。
試合後にはIWGPタッグ+内藤哲也の持つIWGP+ICを奪い三冠をアピール。
全日本プロレスの遺伝子を持つタイチと三冠。
そして次戦は武藤敬司の遺伝子を持つ元全日本プロレスのSANADAと、川田利明の遺伝子を持つ元全日本のタイチの戦いが待っています。
このタイミングで全日本プロレスでは秋山がDDTへレンタル移籍する(コーチ解任)など騒動も起きている中で、新日のリングでの王道なんてものが見れるのではないかと思うと何か運命的なものを感じるカードが実現しますね。
"一人初期ロスインゴ"のようなEVILが後藤洋央紀を撃破するも...
何が何でもニュージャパンカップを制覇するためになりふり構わないEVIL。
"一人初期ロスインゴ"のようなファイトになってきていますし、個人的には初期ロスインゴが好きなので大歓迎ではあるのですが・・・もしかすると今のロスインゴファンはこのEVILを受け入れない可能性もありそうです。
また内藤哲也が言う「ロスインゴの世界」に「急所をただ踏みつけてフォール」という世界は含まれているのか?と(笑)
逆に言えばEVILの独り立ちのチャンスでもあると思うのですが・・・
また、兎にも角にも海野レフェリーの存在が大きくなるのがEVILの試合。
ここでも後藤をレフェリーにぶつけて排除してから急所を踏みつけました。
先程も書きましたがここでフォールしてしまうのが何かEVILが小狡い感じに見えてしまった部分はあります。
EVIL推しの私ですが、例えばここでフォールせずにすぐにイービルで決めるとか、逆にイービルを決めてから急所を踏みつけて屈辱的なフォールするなどであれば闇の王らしい感じなのですが・・・
EVILはYOSHI-HASHIを、SANADAはタイチを撃破すればロスインゴ対決が実現します。
仮にこれが実現した時にEVILがこのファイトをSANADAにするのであれば全力支持!ですが、SANADA相手にはそうじゃないとなってしまうと「勢いのある迷走」になってしまうのではないでしょうか。
プロレスランキング