6月22日のニュージャパンカップは好カードが揃いました。
田口隆祐とSANADAという異色のカードもありますが、コミカル中心の実力者である田口と実力者でありコミカルができるSANADAという構図はもしかするとザック・SANADAを超えるような名勝負になるかもしれません。
お尻が武器の田口がパラダイスロックで固められる姿はわかっていても笑ってしまうこと必至でしょう(笑)
さて、SANADAに関しては東京ドーム以降、新日本プロレスの日記やSNS以外では無言を貫いている状況。
昨年はオカダカズチカのライバルと言われるも結果を出すことができず、主張をするようになったが主張を止めてしまい、更にはIWGPとインターコンチネンタルの二冠論には「IWGPだけ」という主張をする中で同じロスインゴの内藤哲也が二冠王になるなど、立場的にはかなり微妙になっているのが現状です。
SANADAにとってもSANADAファンにとっても重要なニュージャパンカップになるはずですが、何にしても何か1つSANADAの声を聞きたいですね。
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鷹木信悟とSHOがニュージャパンカップで激突する価値
昨年のベスト・オブ・ザ・スーパージュニアで激しい肉弾戦をした鷹木信悟とSHO。
この二人のライバル争い...というよりSHOが鷹木信悟という壁を超えていくドラマに期待してる中で鷹木信悟はヘビー級に転向してG1で活躍し、現在ではNEVER王者と遠い存在になってしまいました。
鷹木信悟の目的はNEVER王者として内藤哲也と戦うというほどにまで高い場所にありますが、SHOからすればここで逃げすわけにはいかない立場です。
特に階級が変わったことで直接対決のチャンスが激減する中でニュージャパンカップでシングル戦が組まれたのですから、ここで勝利してNEVERに挑戦するところまでこぎつけないとコロナ明けでも何も変わらないままの未来が待っていることでしょう。
プロレスの恐ろしいところというかセオリーというか...ですが「今日からヘビー級」と宣言した途端にジュニアと圧倒的な差を持てるというある意味では悪しき伝統があることは事実としても、今の新日本プロレスではヘビーとジュニアの体格差はかなり小さいですし、オスプレイやザックの活躍を見ても新日本プロレスは無差別級の時代に入っていくことと思います。
その時代を作るにはここでSHOが鷹木信悟を倒すという明確な事実がほしいところですね。
オスプレイもニュージャパンカップでヘビーを倒したことで一気に状況を変えたわけですし、SHOにも当然その期待はかかるところです。
飯伏幸太は再度シングルでも昇っていけるのか?相手は強敵ザック・セイバー・ジュニア
棚橋弘至と飯伏幸太、現在のIWGPタッグの二人がお隣の山に入ったニュージャパンカップ2020。
本来ならこの華やかなタッグ王者が活躍する春からのシングルでももう1回!という状況にあるはずでしたが、このようにいきなりシングルでのチャンスに戻っていくという2020年になってしまいました。
個人的にはタッグ王者としての活躍が全く見足りないのでここで活躍されすぎても困るのですが(笑)考えてみるとタッグ挑戦者筆頭がこのザックと棚橋弘至と戦うタイチ組なのですからあまりその辺りは1回戦に影響しないのかなとは思います。
ニュージャパンカップと言えば飯伏幸太と内藤哲也の激しい戦いがあり、そこからインターコンチネンタルを巡る戦いが長く続いた舞台でもあります。
その内藤哲也は二冠王として堂々と優勝者を迎え撃つ立場となり、飯伏幸太との距離がかなり遠くなってしまいました。
ただ、やはり飯伏幸太時代というのは今後作っていかないといけないですし、IWGPタッグ王者としてIWGPシングルを狙うということは何もおかしいことではありません。
そもそも内藤哲也がIWGPとインターコンチネンタルの二冠を手にしたのですから、もうベルトは1人1本という時代は終わったわけですからね。
ニュージャパンカップに滅法強いザック・セイバー・ジュニアが相手となりますが、ここでザックに負けて終了なんて状況を受け入れることができる年齢でもないことも事実ですし、飯伏幸太が今の飯伏幸太として天下を取るには後2年ぐらいしかないでしょう。
若く見えますがもうベテランと呼ばれてもいい年齢になってきていますからね。
溜め込んだエネルギーのリミッターを解除した飯伏幸太の戦いが楽しみです。
棚橋弘至が照らすべき時代、立ちはだかるはタイチ
コロナを調べると「太陽大気の最外層で、皆既日食の時、太陽のまわりに真珠色の淡い冠状の光として見えるもの。」とのこと。
このような状況になった時にやはり新日本プロレスの代表として動いて発言をしていたのは棚橋弘至ですし、辛い時代を立て直すことは棚橋弘至の宿命でもあると思います。
IWGPタッグ路線を大盛り上げさせてほしいという思いはファンの胸に必ずあると思いますが、やはり棚橋弘至とIWGPヘビーにソーシャルディスタンスなんてあってほしくないと思うのもまたファンの思いでしょう。
一方のタイチはすっかりヘビーのトップ選手となっていますし、ブーイングを声援に変えていった流れは棚橋弘至や内藤哲也と同じで頂点に立つ資格がある流れを作ったと思います。
ただ年齢的に40歳ということもあって、徐々にチャンスが減ることは間違いない世代でもあります。
NEVERは手にしましたが、IWGPとインターコンチネンタルはまだ手にしていません。
年齢的にそれぞれを数年がかりで狙うのは厳しい。
それであればここで一気に駆け上げって両方を同時に手にするという野望はきっとあるはずですが・・・辛いときの棚橋弘至は強いことも事実。
逆に言えばこういうときの棚橋弘至を倒すことができればタイチ時代がグッと近づくかもしれませんね。
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