約束の世界ジュニア、横須賀ススムと佐藤光留の試合は激闘の末に王者横須賀が防衛。
これについては無観客試合の中のタイトル戦として歴史に残る激闘だったので、ぜひその目で見て欲しいと思います。
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そんな激闘が終わったリングに登場したのは崩壊したWRESTLE-1から芦野とともに全日本参戦をしている児玉。
お師匠様によくにた身振り手振りでのらりくらりと横須賀ススムに絡んでいきました。
これに対して火が付いたのは解説席にいた岩本煌史。
芦野・児玉に負けたばかりではありますが、これを放置できるわけがありません。
「お前の勝手にはさせねぇ」と短くも怒りと気持ちがこもったマイクで児玉に対しての宣戦布告。
世界ジュニアトーナメントで横須賀ススムに破れ、その後にアジアタッグを盛り上げたものの王座陥落。
ユニットとして陣の活動が期待される中で野村の負傷や大会の中止など、どうにも流れが悪い中でこの日に芦野・児玉に負けているという状況に一番納得していないのは岩本煌史本人でしょう。
不甲斐ない結果が続いている自らへの怒りも当然あると思います。
ただ、一ファンとしてはそんな岩本煌史の巻き返しも楽しみですし、児玉が全日本ジュニアを引っ掻き回すことも楽しみで・・・何より横須賀ススムの世界ジュニア王者としての防衛戦も楽しみなわけです。
「ここから三つ巴の戦いになるか?」
「岩本と児玉で次期挑戦者決定シングルか?」
そう思っている中、横須賀ススムは二人を背にして退場。
試合後のコメントですが、横須賀ススムとしては「純粋たる王道の遺伝子」を感じたいと。
その点で言えばこれまでの防衛戦で戦った選手を振り返ると、アキラは海外から参戦している選手で岡田はEvolutionの色、イザナギは色んな経験をして全日本に上がり佐藤光留はパンクラスということで、憧れていた王道のマットで純粋な王道と戦いたいと。
当然児玉は該当せず、岩本に関しても全日本生え抜きではありません。
そこで横須賀ススムが指名したのは何と大森北斗。
若手の成長株とは言え、世界ジュニアに挑戦する(しかもドラゲーのリングを希望)という展開は想像していませんでした。
チャンピオンからの逆指名
欲しかった欲しかった
2020年新人王への道がやっと見えてきましたよ全日本ジュニアの未来は俺ですから
ちょっとドラゴンゲート行ってきます#ajpw#ajpwtv#dragongate #wrestling#プロレス https://t.co/eoE4hiBWH4
— 大森北斗(全日本プロレス) (@HokutoAJPW) May 17, 2020
大森北斗は次の大会で岩本煌史とシングル戦を行います。
昨年夏によくみたカードですが、これまでは岩本煌史に胸を借りる大森北斗でした。
しかし今回は横須賀ススムに指名された次期挑戦者(かも)として岩本煌史とのシングルを行うのですから、勝てないまでも情けない試合はできないですし・・・何なら、ここで勝って挑戦する気持ちで挑んでほしいです。
また岩本煌史としては「頑張ってこいよ」という立場でもありますが「ふざけるな」という思いもあるでしょう。
何にしても同日にブラックめんそーれと児玉のシングルもありますし、大森北斗が横須賀ススムに負けた時には岩本と児玉が次期挑戦者決定戦を行うことになるはずです。
無観客でも関係なく動いていく全日本プロレス。
夏を待たずして世界ジュニアへの戦いは灼熱化していきそうです。
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