今やらないからこそ未来に見せる何かが新日本プロレスに用意されているのか?
Office problems, aggressive executive suit and tie, Mexican wrestler mask

様々な団体が無観客大会をファンに届けている中、今もじっと動かざること山の如しな新日本プロレス。
選手たちの反対意見などもあるようですが、徐々に新日本プロレス我慢をしているファンが「他の団体も見てみようか?」と全日本プロレスやNOAHを見た感想を述べているなどのアクションをSNSで確認できることが増えてきました。

内容も好意的な物が多く「無観客でもこんなに普通にできるのか」「他の団体も面白いじゃないか」という声が上がる中で「なぜ新日本プロレスはやらないのだろうか?」という声も増えつつあります。

特に新日本プロレスワールドでは3月は「今しかできない企画」が盛りだくさんでしたが、4月はコンテンツらしいコンテンツがないままとなり、5月は「テレプロ」に棚橋弘至と内藤哲也が登場しますが「今の新日本プロレスが好き」というファンが多く集まっている今の新日本プロレスの環境だけに「昔はどうでもいいよ」という声が出ているのも事実。

「一旦解約する」という声も出ていますし(僕は少しでも支援したいのでサブスク系コンテンツは解約しないと決めています)緊急事態宣言が延長する中で5月も全く動きを見せないとなると流石に「本編に戻った時に支障が出る」のではないかと思うのです。

NOAHであればテレビマッチなどを中心に話は動いて行っていますし、全日本プロレスも4月6日の無観客大会の成功を受けての4月30日での無観客大会では「ここからテレビマッチで物語が進んでいく」ということも明確になりました。

早速その続きは5月5日に開催されますし、週1回程の配信も検討しているということ。

無観客大会を行うことで、例えるなら合流車線から本線にスッと入れるという状況が出来ているという印象です。

ただ新日本プロレスは2月末で大会が終わっており、3月の旗揚げ戦からNJC、4月のどんたくシリーズ、5月の現在までの大会が中止となっている中で、明らかに新日本プロレスより経済的余裕が無い団体が「コロナウイルスの拡大を受けての自粛」を5月末以降まですでに決定していることを考えれば新日本プロレスのBOSJも恐らく開催できないでしょう。

いや、この時点までまだ中止のアナウンスが無いとなると逆に「うちはやります!」という勝負に出るかもしれませんし、だからこそ全く動きがないままで過ごしている可能性もあるのですが・・・しかしそこまで思い切ったことができる新日本プロレスはアントニオ猪木が仕切っていた時ぐらいじゃないかとも思いますが(;・∀・)

何にしても、このまま何もなく再開した時にですよ、

「あ、KENTAがまた悪いことやりだした。何ヶ月ぶりだ?」
「各タイトルの防衛期間の半年が見えてきたけど、ここから抗争関係を急に作れるの?」
「そうか、タイチとザックは棚橋と飯伏を襲撃したんだっけ」

などなど、考えればきりがないぐらい唐突に物語が再開されるというのはプロレス界に前例がないとは言え想像すると少しファンが冷めてしまう可能性があります。

再開した初日から1シリーズは爆発的に盛り上がると思いますが、急に話が数ヶ月前に戻って始まると・・・漫画などなら生き物じゃないので問題ないですが、あくまでも人間が戦う人間ドラマのプロレスの中で、SNSなどで多くのレスラーがこの期間も色々な感情や動きを見せている中でそれを見なかったことにしていきなり数ヶ月前のリングに時を戻そう...というのはもしかすると無理なのではないかと。

ただ、各団体が「今だからできること」を見せている中で新日本プロレスは「今やらないからこそ今後見せれるもの」を用意しているかもしれません。

本当にこの辺りは未体験ゾーンとなるわけですが、明らかに各団体が「今が新日本プロレスを食うチャンスだ」と理解して素晴らしい無観客大会を開催している中で、どこまで新日本プロレスが我慢できるのかどうか?という見方も1つ今だから楽しめることかもしれません。


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