11度目の防衛戦に勝利して全日本プロレスの歴史を塗り替える宮原健斗・・・の夢は崩れ去りました。
壮絶なまでの三冠戦、全日本プロレスの過去も未来も今も全てリングに置いての激闘の末、最後にベルトを手にしたのは諏訪魔でした。
何をやられても立ち上がり続ける両者でしたが、諏訪魔はジャイアント馬場の32文ロケット砲を感じる強烈なドロップキックや川田利明を感じさせるデンジャラスバックドロップなど歴史を背負い王者宮原健斗を追い込むと、最後はバックドロップホールドで王者宮原健斗を全日本プロレスの歴史の海に沈めました。
これにて世界タッグと合わせて五冠王となった諏訪魔。
それでも試合後には素直に宮原健斗に対して「今日対戦相手だった宮原。やっぱ強えな。今日はどっちが全日本の顔か決める試合だったんだけど宮原、お前全日本プロレスだよ」と言葉を送ると「ただ、俺が五冠になったんでこれからは全日本プロレスの象徴として活躍していきたいと思う」と、宮原健斗が掲げていた「全日本プロレスの象徴」というポジションは自分であると力強く発言しました。
そして
「まずは4月、チャンピオン・カーニバル。優勝するのはこの俺だよ」
この言葉をきっかけに、チャンピオンカーニバル出場者が次々と登場し諏訪魔包囲網が生まれました。
やっぱり、諏訪魔は追われる立場にいるべき選手ですね。
どっしり構えた王者の姿が似合いますから・・・
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