新日本プロレスの3月の大会がほぼ中止になったことで、新日本プロレス側がファンのために色々なコンテンツを用意してくれました。
それらを見ていて思ったことなのですが・・・新日本プロレスは物凄くレスラー同士の結束力が強く良い関係性があるんだなと。
例えば棚橋弘至とYOSHI-HASHIという珍しい二人での新日コレクション開封動画にしても、矢野通と棚橋弘至でのお料理にしてもそうですし、最近の映像コンテンツでは普通に他ユニットの選手の話題を多くの選手が出していることも目立つじゃないですか?
#CookpadLive ご視聴ありがとうございました🌴 #njpw 矢野通 pic.twitter.com/7wLNFqAmZK
— 棚橋 弘至 (@tanahashi1_100) March 22, 2020
それもみんな嬉しそうに「●●さんは~」「●●君は~」と口にしています。
真壁刀義と本間朋晃のGBHのお悩み相談室の放送中に矢野が乱入して楽しそうにしていたり、高橋ヒロムが投稿をしてきたり・・・などなど、一時期のギスギスしていた新日本プロレスでは考えられない状況じゃないですか(笑)
タイチを中心とした鈴木軍がファイプロで他のユニットの選手を操作して楽しんでいたりとかね、もうこれって凄いことですよ。
数年前の開封動画などではやはり他のユニットの選手の話題になると言葉を選んでいた選手が大半ですし、もちろんその方がプロレスとして良いと思うファンの人もいると思うのですが、今の時代的には『リングを降りればノーサイド、というかプロレス団体に所属するということはライバルであり仲間なんだよ』ということが伝わるということは必要なのかもしれません。
だって・・・
どういう考え方でプロレスを見ているのかわかりませんが・・・
『オイ●●!オマエなんて●●選手には勝てねーよ!!』
とか、平気でTwitterで本人に言いに行くファンっているじゃないですか?
でも、これってやっぱり新日本プロレスが盛り上がってくる前までは少なかったですよ。
ということはやはり新規でファンになった人が、プロレスの「団体」と「ユニット」について理解していなかったりするわけじゃないですか。
例えば内藤哲也が「棚橋さんは~」と、ポロッと「さん」を付けてしまったりした時に、Twitterなんかでは「え?なんで内藤はあんなに小馬鹿にしている棚橋にさん付けしたの?」とか書いている人は実際にいますからね。
この手のケースで言えば「●●選手!あんな雑魚ボコボコにしてください!」とか書いている人もいますけど、「いや、その二人同期で仲良いぞ?」ってことも多々あるわけですよ。
自分のファンから自分の仲間がバカにされる内容(でも本人は応援しているつもり)みたいな状況がTwitterという公の場で飛び交うのって・・・痛いわけですよ。
でもこの根底にある理由は『ユニットが違うもの同士は、偶然町中で出会ったら殺し合いをするぐらい憎しみ合っている』ぐらいの勘違いをしているファンがいるからですし・・・そういう部分を考えると、この大会中止期間にいかに新日本プロレスとは選手同士の結束力が強く素晴らしい組織であるかということがファンの人に伝わったのではないかと思うのです。
そういう環境なのにリング上では激しく攻撃をし合い、そして強烈な口撃もするというところもレスラーの凄さ、プロレスの面白さじゃないですか。
なので新日本プロレスにとってはこの期間に発信しているコンテンツというのは、僕はとても素晴らしい物だと思うのです。
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