レッスルマニア36が無観客試合に・・・
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WWEはフロリダ州タンパで予定されていた祭典「レッスルマニア36」をパフォーマンスセンターで無観客試合として開催することを発表しました。

全世界に広まり人々の人類の大きな的となっているコロナウイルスですが、プロレス界への影響も計り知れない状況になってきています。

日本国内では自粛する団体と「やらないと潰れる」という状況で開催する団体と分かれていますが、どちらが正解とかではなく、解決しないことには様々な会社・団体・個人も含めて終わってしまう状況があるということと、それに勝たないと未来がないという状況に追い込まれてしまいました。

さて、WWEから学べることはやはり無観客での開催と映像配信です。
中邑真輔も無観客の中で戦っていましたが、日本のプロレスとWWEでは少々違う部分もあるとは言ってもですよ、日本のレスラーが「お客さんがいない中ではプロレスは向いていない」と発言する中で、最大手のWWEは無観客での配信に力を入れてきているわけです。

ストーリー重視だからこそできると言われればそれまでですが、日本のプロレスに関しても当然ストーリーというのは重要な1つのピースです。

再開したときに感動ムードで行われる形というのは実に日本的ではありますが、プロレスというのはやはり途切れてしまうと弱いところがあると今回痛感したファンの人も多いと思うのです。

新日本プロレスならニュージャパンカップへの道を踏まえての物語が無くなりますし、そこで何が起こっていたかも記憶から薄れていってしまいます。

全日本プロレスなら5冠という団体を上げての大きなテーマ、新日本プロレスのIWGP&ICに張り合うという意味でも重要だったテーマがフワッとしてしまいます。

無観客での配信という手法を1度も試さなかったというのは今後大きなロスになるのではないかと思うんですよ。

何せ通常時には試せないことですからね。
ピンチをチャンスにするというプロレスの世界において、この実験ができる環境はチャンスだったのではないかと思うのですが・・・

ただ今回のレッスルマニアの無観客開催という形は多くのプロレス団体にとってヒントであり注目の的になるはずです。


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