新日本プロレス公式にアップされたHistory of CHAOS 2009〜2014
考えてみるともう10年前という時間の流れに驚きましたが、この当時に新日本プロレスを見ていたファンの多くが『これは新日本プロレスの逆襲がスタートするぞ』と感じていた頃だったのではないかと思います。

ユニット改革・改変という点ではCHAOSとGBHの抗争が大きなポイントでしたが、新日本プロレス全体としても上から下までバリバリに元気で誰がトップを張ってもおかしくない状況が生まれていたことも魅力でした。

棚橋弘至がしっかりとエースの立場になり、中邑真輔がCHAOSとなり、天体的にはありえませんが太陽と月が並び睨み合う構図がより明確に生まれたというのも面白さの鍵だったのでしょう。

ただ、誰が覇権を握るのか?という中で登場して全てを持っていたオカダカズチカの登場により、多くのファンが想像していた未来とは違ったものになりましたが・・・その未来こそ今の新日本プロレスがここまでの人気と成った理由でもあるわけですから、何ともプロレスというのは予想を裏切ってくれる方が面白いものか、ということですよね。

CHAOS自体は徐々にベビーヒール化していき、第二の本隊と言われるようになっていきました。

これに関してはファンの予想通りだったかもしれませんが、今現在の新日本プロレスでは本隊とCHAOSというより本隊の中のCHAOSという派閥のような感じになっているわけですよね。

棚橋弘至とオカダカズチカのタッグ結成からの流れですが、個人同士でのタッグだったはずなのに何もなく本隊とCHAOSが組むようになったというのは、実は私的にはまだしっくりは来ていません(笑)

そこで一悶着あったり明確な理由が生まれてこそプロレスだと思いますし、石井があっさり本隊と組んでしまうとか、後藤洋央紀は本隊から出てCHAOS入りしたという立場を考えると、何事もなく本隊と組むというのは正直もったいないと思ったのです。

本隊とCHAOSの共通の的としてBULLET CLUBがあるという状況でもありましたが・・・

ただ、この本隊とCHAOSの結託というか同盟が中途半端なままでここから何年も続くとは思えません。
そもそもは敵対してなんぼなのがプロレスのユニットなのですから、改めて何かが起こる可能性も十分にあると思うのです。

ジェイ・ホワイトの「CHAOSにはまだ裏切り者がいる」という発言も無かった事になっているようですが、案外まだこの伏線は続いているかもしれませんからね。

何にしても新日本プロレス復活の道というのは何だかんだでCHAOSが引っ張ってきたし、CHAOSが中心だったと思います。

今はロスインゴに押されていることは間違いないですが、2020年を迎えて「オールスター戦の提案」や「アントニオ猪木発言」で何か大きな動きを見せようとしているオカダカズチカの動き次第では、新日本プロレスの中心はCHAOSであるということを再確認することになるかもしれませんね。


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