飯伏幸太が復帰し棚橋弘至が帰国、おそらくアメリカで進むべきであった時計の針が大阪城ホールで動き出しました。
棚橋弘至と飯伏幸太がジュース・フィンレーの持つIWGPタッグに挑戦表明していたわけですが、アメリカ大会であっさりタマトンガ・タンガロアがベルトを奪い返したことによって、棚橋・飯伏の思いの先がどうなってしまうのかと心配でしたが・・・
棚橋弘至・飯伏幸太・ジュース・フィンレーとIWGPタッグを狙うであろう4人がタッグを組み、タマトンガ・タンガロアと戦ったこの試合は棚橋弘至がタンガロアから3カウント勝利して「直接勝利」を手にしました。
それに対して試合後にタマトンガとタンガロアは棚橋弘至に暴行、そして飯伏幸太が救援し、そこからジュース・フィンレーと視殺戦になったことからも、棚橋弘至と飯伏幸太がIWGPタッグを狙う意思を継続して持っていることは間違いない状態になりました。
まず棚橋弘至と飯伏幸太がジュースとフィンレーと戦い挑戦者決定戦を行うのか?
それともここにタマトンガ・タンガロアを含めた3WAY戦が組まれるのか?
価値を落としたと言われているIWGPタッグの時計の針は動き出しました。
いや、あのIWGPタッグが輝いていた時代へと時計の針が戻り始めたのかもしれません。
大阪城ホールメインでIWGPタッグ戦が実現!?
試合後の棚橋弘至は大阪城ホールのメインでタイトルマッチを実現したいというコメントを出しました。
棚橋「この、この先どうなっていくかわからない。この感じがドーム大会直後のビックマッチの魅力の1つだなと、プレイヤーとして思うね。1個前の試合もそうだし。この試合も、棚橋飯伏、ジュースフィンレー、G.o.Dどうなってるかわかんない。ただ、アメリカでしっかり種まいてきたし、飯伏も帰ってきたし。タッグとしては大いにやりがいがあるでしょう。そして、大阪城ホール、近い未来とは言わないけど、いつか……いつか……メインイベントでタイトルマッチを」
飯伏幸太もハッキリと『まあこれからちょっとタッグとして1回目指していきたいなと。
飯伏幸太の最高の相方と言えばケニーオメガでしたし、棚橋弘至と言えば相方が定まらない男(笑)
オカダカズチカとのタッグですら消化不良に終わりましたが、考えてみると中邑真輔とのタッグという時代もありました。
それぞれ因縁のある繋がりのあるパートナーがいたことを考えると、この二人のタッグは運命的ですし期待感が持てますよね。
IWGPタッグはIWGPヘビーに並ぶ至宝であった。
そんな80年90年代の熱狂は、新日本プロレスがどれだけ人気を復活させても戻って来ていない部分です。
棚橋弘至と飯伏幸太ならあの熱狂を取り戻せるでしょうし、何より棚橋弘至と飯伏幸太がIWGPタッグに絡んでいけば他の選手も狙ってくることに繋がるはずです。
IWGPタッグを軽視するのか、それともここから上げていくのか、新日本プロレスとしては最後の決断であり最後のチャンスとなるのではないでしょうか?
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