IWGPジュニアタッグの前哨戦となるSHO・YOHとデスペラード・金丸の戦い。
ここにオカダカズチカとタイチの札幌の続きがまだまだありそうな二人が加わってのタッグマッチはタイチ組が圧勝となりました。
試合後にデスペラードがSHOの足をパイプ椅子でフルスイング攻撃し、YOHの首筋にも一撃食らわせるなど大暴れしていましたが、デスペラードからすればジュニアタイトル戦に向けてダメージを残したいという以上の理由があったのかもしれません。
デスペラード「特に、あー…何だ、小松の方だ! テメェには何にも感じねぇ! オマエの感情ってのはどこにあるんだ? どれだけ殴ったってなぁ、どれだけオマエのパートナーをいじめたってなぁ、テメェ、本気で怒ってねぇだろ! 全部感じるんだよ! テメェはクソだよ、オイ! わかってんのか、この野郎!
獣神サンダーライガーはマスクマンなのに表情がわかるほど感情が見えるレスラーでした。
そしてデスペラードもそういう印象があるマスクマンですし、例えば高橋ヒロムとの戦いの時、この時はマスクを剥がれた時でしたが物凄い熱量の怒りや喜怒哀楽が伝わってきました。
一方でSHOとYOH、特にYOHに関してはどこか飄々としたイケメンということもあってか確かに感情が見えないところがあります。
東京ドーム大会でもそうでしたが、王者組が先手を仕掛けて奇襲をかけても会場がわかないのは感情が見えないからなのでは?とファンの中から聞こえてくるわけです。
デスペラードはSHOを徹底的に攻撃することでYOHの感情を見ていたのでしょう。
しかしパートナーがやられていても本気で怒っていない、感情が見えないことについての怒りがこみ上げたのだと思います。
デスペラードの中の人はSHOやYOHと同じヤングライオンから戦ってきた新日本プロレスの直径の先輩ですし、新日本プロレスとは何かと言えば根底にはやはり怒りと戦いがあってこそ。
それが見えない後輩に対しての怒り、もしかすると悲しみすらあるのかもしれません。
さあ、ここで早ければ6日。
YOHがどういう行動をするのか、そしてどういう形で防衛戦に向かうのかはとても重要です。
ただ、可能性として仮にここでIWGPジュニアタッグを落としてしまったらSHOとYOHの3K解散という可能性も出てくるのではないかと思います。
それは全てYOH次第なのではないでしょうか。
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