鈴木みのる「俺はな貴様とケンカがしたい」|モクスリーとの刺激的な前哨戦

鈴木みのるとモクスリーの前哨戦という強烈な刺激があるカードが札幌初日に実現しました。
入場してきたモクスリーは眼帯姿でガーゼがはみ出している状態の上に肘を怪我しているという不安を感じるものでしたが、試合が始まってしまえば狂犬そのものといういつものモクスリーでしたね。

鈴木みのると戦いたいと熱望していたモクスリーですが、US王者として挑戦者の鈴木みのるを前哨戦から叩き潰しておきたいという気持ちが前に出続けていました。

一方の鈴木みのるは挑戦者側というような空気は一切なく、むしろ「俺が胸を貸してやる」というような表情でモクスリーにリング内外で強烈な攻撃を叩き込んでいました。

そして試合の結末は鈴木みのるがモクスリーを直接倒しての勝利。

それも「当たり前」という表情のままですから、鈴木みのるの恐ろしさは健在。
王に噛み付いた狂犬は大の字のまま天を仰ぎました。

ところで、試合後の鈴木みのるのコメントが意外なものでした。

鈴木「オイ!オイ、MOXよ、MOXよ、ジョン・モクスリーよ……。オイ、こんなもんか? こんなもんか? 俺が待ちわびた男はこの程度なのか?」

「こんなものだろ、俺を誰だと思ってる?」という鈴木みのるではなく「俺が待ちわびた男」という言葉を使っているからです。

もちろん「待ちわびた」というのは「俺がモクスリーとやれば世界の果てまでニュースになる」ということから、あくまでも自分のプラスがあるから待ちわびたということでもあると思いますが・・・鈴木みのるのモクスリーへの興味はかなり強いのだろうと思います。

鈴木みのるは「俺はな貴様とケンカがしたい」ともコメントを出しました。

逆に見れば「モクスリーはプロレス界の王である鈴木みのると喧嘩ができる男なんだ」ということでもあるはずです。

次は8人タッグでの戦いとなりますが、US王座戦が待ちきれませんね。

・・・モクスリーが「目の怪我で欠場、返上」なんてことにだけはなってほしくないですが、前回の前科があるので不安です(笑)


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