怪物ランスアーチャーを断崖式デスライダーで沈めた狂犬モクスリー

IWGP USヘビー級選手権試合テキサス・デスマッチ!
怪物ランスアーチャーと狂犬ジョンモクスリーの試合は始まる前から「どんな試合になるんだろうか」とホラー映画を見る前のようなドキドキ感がありました。

反則裁定が存在せず、10カウントKOかギブアップ負けのみという完全決着ルールであることも重要で『負けた方は二度とでかい口をきけない』ぐらいまで追い込まれてしまうわけですからね。まるでギャングの喧嘩のような感じですね・・・(笑)

ところで、試合の前にランス・アーチャーの入場のカッコ良さがヤバかったですね。
新コスチュームと髪型が似合いすぎて、漫画から飛び出てきたかと思いましたよ(笑)

さて、この試合はモクスリーが来日できないことによるUS王座返上という偶然があり、そのチャンスを物にしたのがランス・アーチャーという構図ですのでランスは真のUS王者となるために勝たないといけない相手がモクスリーです。

逆にモクスリーとしては「航空会社に奪われたベルト」と思っているでしょうからここで一発で取り戻して若干失われた新日本プロレスファンの気持ちを一気に手のひら返しさせたいという目論見があるでしょう。

どちらが勝利しても翌日にジュースロビンソンと防衛戦を行うという何だかジュースが得過ぎるマッチメイキングがされているわけですが、復讐の鬼となっているジュースを倒すためには、なるべくこの試合で大きなダメージを追わずに勝ちたい両者、だったのですが・・・

ランス・アーチャーの狂気と耐えるモクスリーの構図の試合に

試合開始から椅子や竹刀やアルミ缶をフルスイングで打ち合う暴力の嵐といえるような応酬。
積み上げた椅子の上への投げ技もあれば、セコンドの若手をエプロンサイドから投げつけるという人間を武器にするなどやりたい放題。


試合はパワーで勝るランス・アーチャーが優勢の流れが続き、パイプ椅子へのブラックアウトやEBDクローでモクスリーを追い込みました。
その後、腕ひしぎ逆十字固めでピンチを迎えましたがそこからも「交通事故」を経て、何とビニール袋を顔にかぶせてのEBDクローで窒息死させようとするなど狂気全開。


このままランス・アーチャーの勝利かと思われましたが、モクスリーは起死回生の「断崖式デスライダー」をテーブルの上に発動するとそのままランス・アーチャーは起き上がることができず10カウントKO負け。


衝撃の試合を制したモクスリーがUS王者に返り咲く結果となりましたが、このダメージを抱えて明日のジュースロビンソンとのシングルマッチを乗り切ることができるのでしょうか?


プロレスランキング
リンク

Twitter