新日本プロレス公式で集計している東京ドーム大会の勝敗投票ですが、ジェイ・ホワイト向こう1年間ぐらい文句を言い続けそうな結果が出ています(笑)

内藤哲也の勝利が86%となっていますが、これは集計をしている試合の中で最も支持率の偏ったカードとなったということですね。


内藤哲也人気がそうさせるのか?
それもあるでしょう。

内藤哲也の実績がそうさせるのか?
それもあるでしょう。

内藤哲也に二冠を手にして欲しいというファンの願い?
これは相当大きいのでしょう。

その他「3連敗はないだろう」「ここで負けたら内藤はどうなっちゃうの?」という見方も少なくないはずです。

しかし、ジェイ・ホワイトへの評価はかなり高いです。
マディソンスクエアガーデンのメインをIWGP王者として戦っただけでも凄いことですし、若さを考えれば彼もまた新日本プロレスの未来といえる存在です。

今年の後半で失速した内藤哲也に対して、1年間安定していたジェイ・ホワイトというところでも差もあります。

ただ、気になるのはそんなところではなく・・・『逆転の内藤哲也』の表現がここへ来て完成しなかったのではないかと感じるのです。

圧倒的支持率が妨害した逆転の内藤哲也というテーマ

内藤哲也がワールドタッグリーグ中に無言を貫いたことや、オカダカズチカがあそこまで強く説得力のある言葉でIWGPを上げて二冠への思いを小さいことであるとファンにアピールしたことは全て内藤哲也の『逆転』に繋がっていたと思います。

内藤としてはワールドタッグリーグ中に自分への支持率を一度落としたかったのでは?
そんな印象がかなり強くあるのです。

昔のブーイング時代までは無理でも一度自らを落としたいような素振りが見えましたし、棚橋の頭を蹴り上げた時のブーイングは「よし!」と思ったのではないでしょうか。

ただ、今の内藤はカリスマという言葉がぴたりと合う存在になってしまいました。

コンディションが悪くても良くても、G1の激闘でも地方大会で出番が少なくてもファンの反応が同じ。
そういうとんでもない世界を作ってしまったわけです。

オカダカズチカとジェイ・ホワイトは王者であり飯伏幸太はG1優勝者。
そんな中で手ぶらで何も持たない内藤哲也が底まで落ちてから二冠を手にするからこその逆転の内藤哲也の世界が生まれるわけですが、その逆転というテーマを妨害してしまう86%という桁違いの支持率。

内藤哲也が狙っていたのは『満員の東京ドームで手のひら返しのデハポン』という逆転だったのではないでしょうか。

むしろ今の状態では支持率最低男となったジェイ・ホワイトが見せる逆転のスイッチブレードでは・・・


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