東京ドームで開催されるIWGPジュニアヘビー級選手権試合は王者オスプレイと復帰を遂げた高橋ヒロムの一戦となります。
現在のオスプレイは84代目の王者ですが、2019年のベスト・オブ・ザ・スーパージュニアの優勝者であることも大きな実績です。
もちろんNJCでの活躍やG1参戦など今年の活躍は素晴らしいものがありましたし、忘れてはいけないのが2019年の東京ドームでは飯伏幸太を倒してNEVER王座を手にしたということでしょう。
その飯伏幸太が1月4日のメインイベントでIWGP王者オカダカズチカに挑戦をするわけですし、G1を優勝したという実績をモノサシにして考えるとオスプレイの冠はIWGPジュニア王者というだけではないぞというわけです。
実際に2019年のMVPはオスプレイじゃないか?という声もファンから多く出ていますが、そこに挑む高橋ヒロムというのは本来であれば相当に不利な立場であるはずです。
ただ、高橋ヒロムのポテンシャルの高さは誰しもが感じるところですし『負傷欠場で休んでいたからこそ神格化された』ところも多少ありますから高橋ヒロムの勝利を予想する人が多いようです。
公式でのアンケートでも現時点で高橋ヒロム勝利が70%ですから圧倒的な支持率と言えますし、逆にオスプレイはあれだけの試合をし続けた2019年だったのに信頼されていないのだろうか?と少々気の毒になりました。
さて、このカードですが個人的には幻のベスト・オブ・ザ・スーパージュニア決勝戦という見方もしてしまいます。
2019年の優勝者であるオスプレイはロスインゴの鷹木信悟と戦い勝利しました。
2018年は高橋ヒロムが優勝しており、2016年/2017年とオスプレイは決勝にいるわけですから高橋ヒロムが負傷欠場していなければ鷹木信悟は最初からヘビー級として参戦していたと妄想すると・・・2019年の決勝がオスプレイと高橋ヒロムだった可能性は高いのではないでしょうか。
そう考えるとこの試合はベスト・オブ・ザ・スーパージュニアの幻の決勝&IWGPジュニア戦という2つの要素が詰まった試合になるのではないかと思えてきますし、更にはインターコンチネンタル・IWGP戦との間接的な戦いでもあるという新日本プロレスジュニアが今見せることができる最も大きな意味を持つ試合になるのではないでしょうか。
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