2019年にさらなる怪物となったランス・アーチャー。
もちろん昔からAJ戦などでシングルプレイヤーとしての実力を見せていましたが、今年のランス・アーチャーの凄さは『見たら誰にでも伝わる』という程で、これはまさにプロレスの醍醐味だったと思います。
オスプレイとのシングルマッチも素晴らしい名勝負でしたし、元々ルックスも良いので人気急上昇の今に驚きはありません。
年齢的にはもう42歳なので若いレスラーではありませんが、恵まれた身長とパワーと運動能力に加えて強烈な怖さを持っているわけですから、一昔前の新日本プロレスならIWGP王者になっていてもおかしくなかったはずです。
入場曲とのフィット感も素晴らしいので、これから長く新日本プロレスで活躍してほしいわけですが・・・そのためにはUS王座を保持して2020年は防衛記録を重ねて行ってほしいなと個人的には思っています。
ただ、東京ドームでの相手がジョンモクスリーとなると簡単な防衛戦ではありません。
彼の王座返上という運もあってランス・アーチャーはUS王座を手にしたわけですので避けることができない相手ではありますが、G1などの結果から考えても格上なのはモクスリーの方。
そして今回はIWGP USヘビー級選手権試合テキサス・デスマッチと銘打たれており、反則裁定なしで勝敗は10カウントKOかギブアップのみ。その他は通常のプロレスルールとするという何でもありなルールですので更にモクスリーが有利でしょう。
ランス・アーチャーは暴れん坊で怪物レスラーではありますが、デスマッチ系よりも実は正統派なレスラー寄りですから・・・東京ドームの天井を見上げてKOされている姿も想像できてしまうのです(汗)
ただ高低差の高いスケールの大きな技を持つランス・アーチャーですので、例えばテーブルの上にモクスリーを叩き落とせば1発KOなんてシーンも想像できますし、何が起こるかわからない楽しみな試合ですね。
ところで、見た目はモクスリーの方が年上に見えますが実はまだ34歳なんですよね。
そう考えると42歳のランス・アーチャーが負ければ何となく引きずり降ろされる感じになってしまいますし、僕としてはランス・アーチャーに勝ってほしいなぁと思っています。
それにしてもこの試合はKO決着の完全勝利ルールなので負けたほうが痛手が大きいです。
ベルトだけではなく双方のプライドという大きな物を賭けた試合になりますからね・・・
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