高橋ヒロムとオスプレイの前哨戦という意味が強い試合でしたが、気になっていたのはむしろ石井とEVILの方でした。
連日書いていますが天下を取りそこねたEVILからすれば、ロスインゴの中での立場が下がっている感じがあることは心中穏やかではないでしょう。
内藤哲也は東京ドームの主役になり、SANADAはブリティッシュヘビー級に挑戦(負傷が気になりますが)
高橋ヒロムは復帰していきなりIWGPジュニアに挑戦、鷹木信悟は試合内容で評価が鰻登りの1年。
更には、この日に急遽組まれたBUSHIとザック・セイバー・ジュニアのシングル戦ではBUSHIが大金星!!
EVILが超苦手としているザック・セイバー・ジュニアをジュニアのBUSHIが倒した歴史的な試合の1時間少々後に・・・EVIL、またしても石井に敗北・・・ですからね。
元々は内藤哲也とEVILから始まったロスインゴですが、ロスインゴの恩恵を得ることができていないのではないでしょうか。
このままではロスインゴのヘビー級側のジョバーとなっていく可能性がありますし、EVILの場合はあのキャラですから「内容も結果も手にしないとキャラ物で終わってしまう」というリスクがあります。
NEVER6人を手にして満足ということになるなら何のアクションも起こさないかもしれませんが、東京ドームでNEVER6人も取り逃した場合にはロスインゴからの離脱という可能性も高いのではないかと思います。
試合後に石井は「EVIL、お前終わってんな!」と口にしました。
これは挑発というより「もっとやれるだろ!」というエールに感じます。
そして多くのファンもEVILが今のポジションにいることは疑問だと思いますし、ロスインゴの恩恵を受けれていない現状を考えると・・・EVIL主体のユニットを作るなどしないと今のところは限界に達しているのかもしれませんね。
石井がオスプレイを称えたリング上。あのオスプレイの表情は?
試合後にここまでパートナーに長く何かを語る石井を見ることは記憶にありません。
オスプレイは喜んだような表情をして一礼しましたが、更にまだ言葉を続ける石井に対してオスプレイが「え!?」と何か驚いているような表情をしていました。
実況解説でミラノさんも語っていましたが、石井があれほどまでに喋りかけた上にオスプレイのあの表情というのは何を話していたのか気になりますね。
試合後のコメントを見てもリングでの会話の内容は推測できませんでしたが、何にしてもオスプレイにとっては感激するような言葉だったに違いありません。
高橋ヒロムとの前哨戦は3連勝となったオスプレイ。
完全に主導権を握った盤石の状態をヒロムは崩すことができるのでしょうか?
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