高橋ヒロムの復帰戦は、ヒロムらしい面白く可愛く狂ったPVからスタートしました。
「もうちょいでヤバイ部分が見えるやん!」と思った直後に「尻は普通に出すのかw」というようなセクシーな映像もありましたが、何にしてもあの衝撃映像だった首の負傷からついにヒロムが新日本プロレスのリングに戻ってきました。
ただ、心配なのはコンディションです。
首を負傷した多くのレスラーが復帰戦で「あれ?」という状態になり、それから状態が上がるどころか右肩下がりになっていくことが多いという現実を何度もプロレスファンは見てきています。
復帰した高橋ヒロムが全然ダメな状態だったどれほどにショックだろうか、見るのが怖いとも思いました。
しかし、試合開始20秒でそんな心配は全てワクワクに変わりましたね(笑)
いきなりのフルスロットル、オスプレイのスピードに完全についていける高橋ヒロム。
それからの試合内容も完全に高橋ヒロムそのものでした。
初戦からこれなのですから東京ドームでは高橋ヒロムを超えた高橋ヒロムまで行ってしまうのではないでしょうか・・・
試合は何とイーグルスに直接高橋ヒロムが負けてしまいました。
試合後の高橋ヒロムはノーコメントでしたが、1年半の休み明けでこの相手に勝てると思っていたからこそのショックでしょう。
そして勝てると思っていてフルスロットルで戦った高橋ヒロムだからこそファンは彼の魅力に心を奪われるわけです。
「危険なプロレスをやめてー」
なんて今日の高橋ヒロムに思う人がいたら高橋ヒロムが本当に可哀想です。
もう1度リングに戻ってきて、これからやっと彼がやりたかったことを彼の人生の中で実現していけるのですから。
ファンができることは心配よりも応援、ですからね。
ライガーさんが久々にイライラ解説、怒りの解説サンダーライガー
ゲスト解説だった獣神サンダーライガーですが、高橋ヒロムがいきなりの高速バトルを見せたときにこんなことを言いました。
『レスリングが見たいですね』
復帰してきて飛んだり跳ねたりはできても、まずはレスリングだろうと。
新日本プロレスのリングはプロレスのリングなんだぞと思ったのでしょうか?
本来なら「すげーーー」と叫んでもいいようなところでも、声のトーンが低く怒っているような感じでしたし、実況解説に対してもイライラしたようなリアクションをするなど久々に不穏な「怒りのゲスト解説ライガー」を感じました(笑)
そんなライガーが『俺たちが守ってきたリングなんだぞというプライドは皆にある』と話していましたが、まさにオスプレイの試合後のコメントからそれを感じましたね。
復帰戦で期待されてたあの男、負けちゃったよ!失礼でなければちょっと言わせてもらいたいんだけど、大阪で俺に挑戦表明をしてきたにもかかわらず、このザマか!だとしたら俺たちの他の選手たち……シンゴもエル・ファンタズモも、みんなそうだけど、俺には勝ててないんだから、もうちょっと覚悟を決めてきてほしかったね。『WRESTLE KINGDOM』でシングルで戦うに値する選手じゃなくなっちゃったのかな?
友情もある二人ですし、二人でユニットを組もうなんて話もしているぐらいなのにかなり厳しい言葉で高橋ヒロムを挑発しています。
オスプレイは120%東京ドームに向けての戦いに気持ちが入っているということもあるのでしょうけど、ライガーさんの言う通り『おいおい、俺がジュニアを背負ってきたのに復帰していきなりチヤホヤされてその程度か?』という気持ちがあるのかもしれませんね。
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