ワールドタッグリーグ3連覇を目前にしてジュース・フィンレーに破れてしまったEVILとSANADA。
何だかんだで今年の新日本プロレスのシングル路線を引っ張ってきたのに最後の最後で負けて、そしてこのワールドタッグリーグに全てを掛けていたわけですが・・・2ヶ月前からの落差で言えば富士山の9合目と落とし穴の中ぐらいの落差で落ちてしまいました。
ロスインゴの中で見ても内藤哲也は東京ドームでIC戦が決定済みですし、翌日も勝利すれば二冠王。
高橋ヒロムはオスプレイとのIWGPjr戦と、恐らくライガー戦もあるでしょう。
この二人と他のメンバーの差が大きいですし、もはや東京ドームで試合が組まれるかどうか・・・という状況。
そんな中でSANADAにとってはある意味ラッキーな襲撃が起こりました。
メイン終了後のバックステージでまたもや異変!
ザックが試合直後のSANADAを急襲! サブミッションで捕獲して罵倒三昧…!
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— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) December 8, 2019
試合後にブリティッシュヘビー級王者のザック・セイバー・ジュニアがSANADAを強襲。
この二人だけは何度リマッチしても「またか!」と言われない、今の新日本プロレスとは違うベクトルのクラシカルな試合になるので、東京ドームの中でもまた別の色の輝きを見せてくれることになりそうです。
針の糸を通すような試合をする二人ですが、この襲撃はザックという蜘蛛の糸がSANADAを救ってくれる形になったのかもしれません。
EVIL・BUSHI・鷹木の明るい未来がダークネス。NEVER無差別級6人タッグ王座に出陣することになるのか・・・?
さて、これで内藤哲也はインターコンチネンタル・高橋ヒロムはIWGPjr・SANADAはブリティッシュヘビー級へとなればロスインゴの3人はある意味安泰です。
しかし、G1で飯伏幸太に勝利して権利書まであと1歩まで行ったEVIL(ワールドタッグリーグは形こそ無いが準優勝)とBOSJで日本中・世界中を大熱狂させてG1でもベストバウト連発の鷹木信悟、そして普段はそんな役回りもオスプレイとのシングルマッチではキャリア最大のベストバウトを見せたBUSHIの3人の先行きが真っ暗になりました。
ここから残す後楽園ホール大会で新たなる的や新たなる展開が生まれて大一番を迎えることも難しいでしょう。
ただ3人残ったということは・・・NEVER無差別級6人タッグ王座が濃厚でしょうか。
それもガントレットマッチが濃厚なのかなと思います、それぐらい選手が余っていますからね。
もちろんバトルロイヤルという可能性もありますが、何にしてもロスインゴファンだけではなく今年一年見てきた新日本プロレスファンの誰しもが悲しいのではないかと思います。
特に鷹木信悟のハードヒットのプロレスは東京ドームの隅から隅まで届くと思いますし、シングルを見せてほしいものなのですが。
ところで、現在の王者は真壁・矢野・田口です。
この中の田口は1月4日の獣神サンダー・ライガー引退試合 Iに出場します。
なので、この3人がNEVER王者だと1月4日にはNEVER6人が開催できません。
(監督のダブルヘッダーになる)
なので後楽園ホール大会でNEVER6人が組まれるなら、王者組が陥落してくれないとマジのマジでEVIL達3人は東京ドームでの出どころがありませんね。
他のユニットからもトップ選手も含めて出どころがない事態に
この問題はロスインゴだけではありません。
今年確実に新日本プロレスを盛り上げてきた鈴木軍のタイチ、鈴木軍のボス鈴木みのる、復帰した瞬間に高橋ヒロムとの扱いの差がある私の愛しのデスペラード、そして金丸。
3人余りならNEVER6人にいけますがこのままだと1人更に余ってしまいます。
BULLET CLUBはファレ・チェーズ・裕二郎とバランスが良いですが、CHAOSは名勝負製造機の石井、ワールドタッグリーグで力をつけたYOSHI-HASHI、実力健在を見せつけることが多い1年だったロッキー、そして折角CHAOSに入ったのに何だか扱いの悪いイーグルスが余っています。
こうなってくるとタイチ、デスペラード、EVIL、鷹木信悟辺りは今のユニットにいる恩恵が無いというか・・・僕としては好きな選手ばかりなのでとてももどかしい気持ちになってしまいました。
1月6日ぐらいで大編成があってもおかしくないような・・・
そんな気もするのですが、1月6日にロスインゴの6人が7本のベルトを持って登場するなんてこともありそうですよね。
ただ、それでも内藤が二冠王になっていたとしたら他の選手、特にNEVER6人は相当霞んでしまいますし手放しで喜べない状態になるのではないかとも思います。
うーん、東京ドームが楽しみなような不安なような・・・
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