因縁の決着となるのか?
どんな結末が、そしてそこからどんな未来が待っているのか?
ファンが見たいのは試合が終わってノーサイド、鈴木みのるとライガーが抱き合うなんてクサイ展開かもしれませんが『この二人がそんな終わり方をするはずがない』と思っていました。
この試合、ライガーはバトルライガーで登場。
鈴木みのると戦うには最も相応しい姿での登場、そして試合も序盤は道場マッチのような攻防が見られましたし、試合途中では鈴木みのるが一本足頭突きを見せるなど「知っている人にしか伝わらない攻防」を見せてくれました。
KING OF PRO-WRESTLING 両国大会!
第4試合、スペシャルシングルマッチ!@Liger_NJPW VS @suzuki_D_minoru!
意地と意地がぶつかり合う!まさに漢と漢の勝負!
果たして、この激闘の行方は⁉️
登録&視聴👉https://t.co/Tj7UBJ4PjP#njpwworld #njkopw pic.twitter.com/kOaN1uPL4F— njpwworld (@njpwworld) October 14, 2019
激しすぎる激闘でありノスタルジックでもある戦いは鈴木みのるが天を指差してのゴッチ式パイルドライバーでライガーから勝利。
さて、どうなる・・・?
そう思っている中、鈴木みのるは何と倒れているライガーに一礼。
顔を上げた鈴木みのるの目には薄っすらと涙が・・・
そしてライガーも泣いているように見えましたし、おやっ・・・私の目にも涙が。
こんなクサイ終わり方だけはないと思っていましたが、こうなってみればこれが一番納得できるとも思いました。
鈴木みのると獣神サンダーライガーの32年。
長い長いドラマの1つの区切りですからね。
リング上でライガーは鈴木みのるに対して「ありがとうな」と伝えました。
試合後のコメントを見ると「まだまだシングル組めや!」と戦いを続けたいという気持ちを見せていますが「ありがとう」については俺をここまで切れさせてくれてありがとうだと。残り3ヶ月間怒りMAXでリングに上がれる気持ちにさせてくれてのありがとうとのこと。
鈴木みのる側は「もういいよ」と言う気がしますし、ライガーも本音ではもう戦いたいとは思っていないと思います。
何なら組む方が面白いでしょう。
ただ、鈴木みのるとしてはライガーに引導を渡しつつも「怒りの獣神」のままで最後まで走るライガーを誕生させることができたことは嬉しいでしょうし、ライガーもそれに気がつけたことは良かったわけで、それは当然ファンにとっても幸せなことですよね。
恥ずかしいぐらいクサイ結末でしたが、恥ずかしいぐらい感動してしまいました。
そして鈴木みのると獣神サンダーライガーへの感謝、それだけです。
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