明らかに勢いを増しているEVIL。
そしてやや不安そうな飯伏幸太。

先月のTwitterでは「今までと何か違う。イービル!何か隠していないか?」と不安をつぶやき、本日の早朝には「明日仕事なのに眠れない」と精神的に追い込まれている印象。

権利書の行方が気になるところですが・・・ふと思ったことが。

というのも、そもそも権利書システムは「G1優勝という素晴らしい結果をIWGPへの踏み台にしてしまうだけ」という問題点があるので個人的には好きではないのですが、新たに1つ問題を感じてしまいました。

例えばG1で勝ち点としては悪い成績だったSANADAがすんなりIWGPに挑戦できるのに、飯伏幸太は権利書を守らないと挑戦できないのか?というのもおかしな話です。

東京ドームのメインで挑戦という副賞は付きますが、もし今回EVILに負けてしまったら?
G1公式戦でオカダカズチカに勝利している、更にはIWGP王者になるかもしれないSANADAにも勝利しているのに挑戦できないんですか?という話になりますよね。

優勝してしまったがためにIWGP挑戦が遠くなるというのはおかしな話ではないでしょうか。

また、SANADAがIWGP王者になった場合にはEVILは権利書を問わずG1で勝利しているわけですから挑戦する権利があるのではないか?

というようなことになってしまうので権利書システムは色々な問題点を抱えていると思うのです。

IWGPだけを単純に最短距離で狙うのであれば、G1公式戦でIWGP王者を倒した上で優勝しないという選択肢が一番になってしまうわけです。

IWGP王者と別ブロックであれば優勝することが必要になりますが、同じブロックになった場合には・・・ですよね。
もちろん公式戦で負けた場合には優勝することが不可欠になるわけですが、今回の飯伏幸太のケースではオカダカズチカに勝利して優勝するというのは名誉と実績は手にできますが、優勝しなければ両国国技館で確実に挑戦できていたという現実があるわけです。

飯伏幸太なら権利書を奪われてもIWGPまで詰め寄れる

今回、仮に飯伏がEVILに負けたとしても「俺はオカダカズチカに勝っているんだから大阪で挑戦させろ」と言ってほしいですね。
オカダカズチカが権利書システムを廃止するために優勝すると宣言したことがありましたが、飯伏ならこれぐらいの変化球で破壊することが可能だと思います。

もちろんSANADAが勝利した場合でも「G1で勝利しているし前権利書保持者なんだから挑戦させろ」と言っても問題ないですし、飯伏みたいなキャラなら逆にこういう方が似合うと思います。

もちろんSANADAがIWGPを手にした時にはEVILも「俺はお前にG1で勝ってるぞ」と詰め寄っても良いと思うんですよね。

あくまでも権利書システムは「これまで一度たりとも移動してない」からこそ成立しているように見えるだけで、これが移動した瞬間からG1制覇という偉業を成し遂げることにデメリットが付属していることが見えてきてしまいます。

逆にその問題点が見える方が面白いと思いますので、EVILには今の勢いで行ってもらいつつ飯伏幸太にはその後に即座に行動を起こしてほしいなぁなんて思うんですよ。


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