ライガーと鈴木みのるの決着戦はエニウェアフォールマッチ?鬼神より怖いものが獣神。

鬼神ライガーの登場を経て、通常のライガーと鈴木みのるの前哨戦がスタートしました。

そして、静かにその日を待つ・・・なんてことはなく!この二人の口撃&舌戦は更にエスカレートしてきました。

【鈴木みのる】
世界中、どの競技で、お面かぶってやっていいことなんてあるのか?』
『オイ、ただムダに、キャリアばかり積んできたお面野郎。』

1つ目の発言は「それがプロレスじゃん!」という感じなのですが、2つ目の発言も含めて考えると流石鈴木みのるという感じです。

30年間の輝かしい歴史、マスクマンとして世界一であり数多くのレスラーに影響を与えた獣神サンダーライガーを全否定するという口撃は鈴木みのるにしかできない強烈な技、でしょう。

というか・・・やっぱり鈴木みのるはライガーではなく山田恵一と戦いたいのでは・・・

【獣神サンダーライガー】
「このガキ、若手に手ぇ出すな。関係ないだろうが。」
「エニウェアフォールでも持ってこい!」
「そしたら、あいつの大好きな場外いけるだろ。エニウェアフォールにせえや!」
「まだ1週間以上あんだ。エニウェアフォールでやれ、エニウェアフォール!」

一方の獣神サンダーライガーですが、1つ目の「若手に手を出すな」というのは・・・鬼神ライガーの時の記憶はライガーにはないと考えましょう(笑)
いや、このライガーの平気で矛盾でもなんでも言うところが凄さであり怖さだと思います。

そしてそれ以降は「エニウェアフォール」しか言っていない状態ですが、エニウェアフォールマッチというのは要するに「どこでもフォールして良い」というルールです。

新日本プロレスではあまりない試合形式で、僕の記憶に残ってるのは確か後楽園ホールで井上亘VS石井智宏がこの形式で戦った時ぐらいですね。

広い両国国技館でエニウェアフォールマッチをライガーと鈴木みのるが行うのであれば当然楽しみです。

そもそもメインがIWGP、セミが権利書、更にはノーDQのUSもありますしIWGPjrまである中の5試合目として位置付けられているので、以前にも書きましたが「こんな長い歴史の結末かもしれないライガーと鈴木みのるの試合が記憶に残らないのでは?」「それなら後楽園ホールのメインでいいじゃないか?」と思っていましたが、エニウェアフォールマッチで行うのであれば話は違ってきます。

プロレス界の王とプロレス界の獣神が両国国技館全てを使って試合をするなんて、神話の戦いになりますよ。

鬼神ライガーより怖いのが「怒りの獣神サンダーライガー」

さて、ライガーのコメントはこれだけではありませんでした。

数多くの名言を残してきたライガーですが、ここへ来て鳥肌が立つような名言が飛び出したのです。


『怒りの獣神だ。次は、鬼神の次は、怒りの獣神サンダー・ライガーだ!』

鬼神ライガーを出してしまったことで明らかに「この先がない」状態になっていたわけですが、それをこの一言で吹き飛ばすのがライガーの凄いところですよね。

鬼神よりも怒りの獣神サンダーライガーが上である。

久しぶりにプロレスのコメントで心の底から震えました。

更にはアニメから飛び出したキャラであるライガーらしいというか「怒りの獣神サンダー・ライガーだ!」なんて、タイトルをセリフに使うという『最終回のような空気』を出すことで、この試合がいかに重要なのかが猛烈な勢いとなって伝わってきます。

アニメ獣神ライガーの最後の2話は『邪神復活』と『時をこえた神々の戦い』でしたが、鬼神ライガーが復活し、そして昭和から繋がる時を超えたプロレス界の生ける神である二人の戦いとなるなんてピッタリじゃないですか。

もちろんライガーは来年のイッテンヨンまで戦い続けてくれますが、アントニオ猪木で例えればファイナルカウントダウンの終盤がこの鈴木みのるの戦いとなるわけです。

残り少ない時間、怒りの獣神サンダーライガーを目に焼き付けたいですね。


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