EVILがメイドインニュージャパンの気迫で飯伏幸太と前哨戦を圧倒

オカダカズチカ・飯伏幸太 VS SANADA・EVIL。
IWGPを巡る現時点の戦いでは新日本プロレス4強と言える4人の強烈な前哨戦がアメリカで実現しました。

4人が4人とも凄いのですが、EVILの気合が半端なかったですね。
SANADAも脱帽しているかのように見えるほどのダークネスな気迫でした。

それもそのはず、今年の実績で言えばこの4人の中で最も下ではありますが『メイドインニュージャパン』という発言はEVIL自身を燃えたぎらせる要素になっていそうです。

オカダカズチカ、飯伏幸太、SANADAは新日本プロレスの生え抜きではありませんが、その中でEVILは新日本プロレスが厳しい時代にヤングライオンとして頑張っていた若獅子の魂を持っています。

特に現在の新日本プロレスは生え抜きの選手が活躍していないだけに、いろいろなものを背負った意味もあっての『メイドインニュージャパン』なのでしょう。

その魂を乗せて飯伏の喉へ打ち込んだエルボー、そして飯伏の体が宙に舞ったラリアットなど強烈な攻撃でアメリカを熱狂させていました。

最後は高角度のEVILを叩き込み、前哨戦で流れを一気に自分のものにしたEVIL。
去年は天敵ザック・セイバー・ジュニアに苦しめられ、両国ではジェリコの乱入で試合ができず、更には大阪でジェリコに負けるなど悪い方の意味でダークネスな秋を過ごした闇の王でしたが、今年の秋は本当の意味でダークネスな世界を見せてくれるかもしれません。

もちろん飯伏も死ぬ気で手にしたG1の冠と権利書をそう簡単に手放すわけにはいきません。
カミゴェならぬ「闇ゴェ」で、ゴールデンスターの名に相応しい光で闇を消すためにここから巻き返して来るでしょう。

夏よりも熱い秋、そんな両国国技館大会まで約2週間。


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