昨日、9月11日の新日本プロレス名古屋国際会議場大会を現地観戦してきました。
家を出た瞬間に雨が降ったので不快でしたが、個人的な体感としては「BOSJ以外の大会はハズレが多い名古屋国際会議場」なのに「今回は面白かった!!」と大喜びで帰宅することができました(笑)
席は西側の2列目でかなり見やすかったですし、試合もヤングライオン杯の辻・コーナズからかなりの激戦。
成田とコグリンもそうでしたが、プロレス観戦歴30年の自分でも聞いたことがないレベルの打撃音に衝撃を受けました。
その後、タッグで上村がコジに連発したチョップもそうですが、正直この大会を通して「ヤングライオンの打撃が一番説得力があった」という感想は残りましたね。
同行した嫁も「前半はヤングライオンが凄すぎ、後半は華やかなエンターテイメントで面白かった!」ということで、格闘技としては前半・プロレスとしては後半という楽しみ方ができたようです(笑)
さて、そんな後半で一気にエキサイティングをしたのがライガーと鈴木みのるの顔合わせでしたが、この試合は『今の新日本プロレスのファン』に刺さっているのか?と少し現地では疑問に思ったことがありました。
ライガーと鈴木みのるを見ているファンと棚橋・SHO・YOHを追うファンの温度差に驚いた。
僕のイメージでは「ライガーと鈴木みのるの戦いを楽しみにしている人が沢山いる」と思っていたこの日。
何せ再燃したこの二人の抗争は数日の間に全てを焼き尽くすのでは?というほどに燃え上がっていますし、前日に「明日で終わらせるぞ」とライガーを挑発していたこともあって大荒れの戦いになることが予想されたからです。
実際にこの試合は権利があろうがなかろうが鈴木みのるがライガーを狙い続けるという、ルール無視の戦いになりました。
ライガーさんを見れる機会がこれから何回あるか・・・ということもありましたので、久々にこんなに叫ぶか俺!?と思うぐらいに「ライガー!!」と叫びましたよ。小学生~中学生時代の頃の自分に心が戻っていきました・・・が!!
これは良い悪いのハナシではなく、正解も不正解もないことが前提なのですが・・・ライガーと鈴木みのるが怒鳴りあって対峙したり張り合っている時にですね・・・5割まではいかないけど3割ぐらいの人は試合の権利がなくエプロンサイドや場外にいる棚橋・SHO・YOHの写真を撮影することだけに時間を使っている人が沢山いて単純にビックリしました(笑)
いや、わかるんですよ。
うちの嫁も「SHOカッコイイなぁ・・・」とチラチラ見てましたから。
でもライガーと鈴木みのるが「歴史の終着駅を目指して向かい合っている、これはいつかの前哨戦になる試合」なのに、そんなに興味ない人もいるのか・・・イケメンレスラーの撮影タイム試合という「価値」をこの試合に持つ人もいるのかぁと。
何度も書きますが楽しみ方はそれぞれなので『その楽しみ方も大正解!』ですし『誰にも文句を言われることはない!』のです。
ただ比較的若年層&女性が、大暴れする50代の昭和の怖いレスラーに目線を送ること無く、カメラ越しに試合権利のない選手の写真を取り続けている人が沢山いたことに本当に驚きましたという感想を持ったことと、その層がこれからのプロレスを支えていくファン層であることも間違いないだろうなとも思ったのです。
だからこそ、雑草と呼ばれた真壁刀義のように「野郎やオッサンが応援する泥臭く男臭いレスラー」がこれから登場してくれると、もう1段階新日本プロレスの人気は上がっていくのではないかと思います。
暗黒期は臭かった・・・本当の意味で臭かった会場が今ではいい匂いの会場になっています。
そんな会場ではリング上の危険な臭いすらいい匂いに飲み込まれてしまっていたように見えましたからね。
それを感じたことで僕の中では『ライガーと鈴木みのるの戦いは、昭和と平成、昭和と令和の戦い』にも見えるようになりました。
この試合後にライガーは『俺とシングルでやれよ。まだ神戸(9.22)に間に合うだろ、カード編成。神戸でやれや。もうタッグでグダグダって、ほかのメンバーに迷惑かかるわ。』と発言しているので、決着戦(なのか第一章となるのか)は神戸でとなる可能性もあります。
この日に決まれば、メインの内藤・ジェイ、セミの鷹木・後藤、そしてヤングライオン杯もある中でライガーと鈴木みのるがケリをつけるという「今との戦い」を見ることができるので・・・ぜひ実現してほしいなぁと思いました。
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