宮原健斗が野村直矢を退けてV7を達成、野村の勢いが時代を変えるまであと一歩だったが...

夏の始まりに大爆発した勢いそのままに9月3日の三冠ヘビー級選手権試合を迎えた野村直矢。
25歳での最年少三冠王者を勢いのままに手にして、新しい全日本プロレスの景色を見せてくれる可能性も十分に感じましたが・・・宮原健斗がまだ少しだけ先にいるんだなということがわかるような試合でした。

基本的には直線的な野村に対して、王者としてどっしり構えながらも常に冷静に俯瞰で試合を見ているかのような宮原が先回りをしながらあくまでも王者の土俵からはみ出ないような戦い方をしていたのだと思います。

終盤、怒涛の切り返し合戦の中でもやはり上を行くのは宮原健斗。
最後はシャットダウンスープレックスホールドで貫禄のV7を達成しました。

負けたとはいえ野村直矢のこれから先は誰が想像したって明るいものですし、最年少王者になることはもう難しいかもしれませんが三冠ヘビー級王座を手にする日はそう遠いことではないでしょう。


ふと思ったのですがこの二人の年齢差とコスチュームの雰囲気などから10年ぐらい前の新日本プロレスが脳裏にフラッシュバックしました。

もちろん野村が内藤・宮原が棚橋に重なるということになりますが、アノ頃の新日本プロレスもまだまだ低迷期でしたが内藤と棚橋の戦いに未来を感じてから数年後には新日本プロレスが浮上していましたよね。

全日本プロレスが大ブレイクというか「完全復活」するまでに、あと3年ぐらいなのかな・・・それぐらい近づいているような印象をこの試合から受けました。

世界タッグ選手権は新王者にゼウス・崔領二が!


これぞプロレス、これぞ全日本プロレスというような巨大な4人のぶつかり合いとなった世界タッグ選手権試合はゼウスと崔領二の挑戦者チームが勝利。
超人的な者同士の激しい試合でしたが「最強の諏訪魔、石川組に勝った。世界タッグの歴史を塗り替えたぞ!」とゼウスが言うようにこのチームからベルトを奪取できたことは大きいですね。

「暴走大巨人だって負けるときもある。このままじゃ終わらねえ。だけど石川選手のメンタルが心配だ。今後について話し合う…」とは諏訪魔のコメントですが、このスケールの大きな迫力ある戦いはまだまだ見たいので・・・もう1回ぐらいリマッチしてほしいものです。

ただ発展的なタッグ解散というのは悪いことではないですし、この先に元王者組となってしまった諏訪魔と石川がどういう動きを見せていくのかも楽しみですね。

面白かったけどヘルボーイにはちょっと苦笑い


映画ヘルボーイ公開記念として全日本プロレスマットに登場したヘルボーイでしたが・・・
リングイン・アウトもかなりやり辛い感じの前進コスチュームでしたので、超低速な動きには若干のヤジも出るほどでした(笑)

試合は大森のアックスボンバーをラリアットで弾き飛ばしてからのボディプレスで勝利しましたが・・・今後の参戦というのはない・・・ですよね?でもどうなんだろう、金かかってる感じもするもんなぁ(笑)


両脇にアジアタッグ王者を置いた意味がわかるヘルボーイのデビュー戦でした(笑)


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