ザック・セイバー・ジュニアのホームゲームですので日本での大会の5倍ぐらいの声援がザックに飛ぶ中。
棚橋弘至に対してはブーイングも飛びつつ「GO ACE!」コールも飛ぶという、普段は見られないような空気となったNJPWロイヤルクエスト・ブリティッシュヘビー級選手権試合。
レッドシューズ海野への「レッドシューズ!」というコールも飛ぶなどThe海外のプロレスというような空気となりましたが、棚橋はこういう状況も似合うんですよね。
どんな試合でも着こなすことができるプロレス界のファッションリーダーと言っても過言ではありませんが、ファッションリーダーではなくエースに戻っていくためにどうしても今回こそはブリティッシュヘビー級を手にしなくてはいけない試合でした。
負けてしまえばマディソン・スクエア・ガーデンの二の舞。
地球が誕生して初の「昇らない太陽」になってしまいます。
そんな棚橋ですが、ザックの世界に引きずり込まれそうになりながらもあくまでも棚橋のペースを崩さない徹底して勝つための戦い方をしていました。
スリングブレイドを返されて腕が折れてないのが不思議なほどのエグい卍固めで形勢逆転かと思われましたが・・・
それでも、ザックドライバーをツイスト・アンド・シャウトで返すとスリングブレイドを叩き込むなど棚橋はペースを崩さない。
一気にハイフライフローを狙うものの剣山からの三角絞めを食らってからは流れがザックに傾いていきましたが・・・
『マディソン・スクエア・ガーデンに置き忘れたモノ』であった、ドラゴンスープレックス、そしてハイフライフローを叩き込みついに棚橋がブリティッシュヘビー級のベルトを手にしました。
忘れ物を回収し、新しい宝を手に入れたエース棚橋弘至。
ブリティッシュヘビー級王者としての棚橋弘至がこれからどういう動きをしていくのか、大注目です。
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